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庫内のムダを解消!整理整頓セットとAIで電気代も食品ロスも削減する三菱電機の最新冷蔵庫がスゴい

2024.01.18

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

冷蔵庫内を整理整頓することで節電や食品ロス削減、時短に貢献する

従来から冷蔵庫に求められている「大容量」「省エネ」だけでなく、コロナ禍を経て求める価値が変化している。共働き世代が多い中でコロナにより自宅で食事・調理をする内食化が進行、それに伴いまとめ買いも定着してきたことから冷凍室重視層が増加している。

また、冷蔵庫に対する不満の調査(三菱電機調べ)では、約7割が「整理整頓に関する悩み、ストレス」を持っていることが判明した。

三菱電機の2024年度の新型冷蔵庫である、6ドアの「MZシリーズ」(1月26日発売・3タイプ)、5ドアの「MDシリーズ」(2月9日発売)は、こうしたニーズを踏まえ、より効率よく収納することで、節電や時短、食品ロス削減に結びつける“整理整頓のメリット強化”を打ち出している。

〇庫内の整理整頓をアシストする「思うまま整理セット」を新搭載

同社の冷蔵庫は2022年にフルモデルチェンジした際に、限られたスペースで大容量を確保する「中だけひろびろ大容量」を展開。新商品はさらに進化させ、整理整頓を冷蔵庫の有効な使い方として打ち出した。

新商品ではごちゃごちゃと物が混在する冷蔵庫内の整理整頓をアシストするアイテム「思うまま整理セット」(以下、整理セット)を新しく搭載。整理セットを利用することで、物を探す時間がなくなり時短につながり、賞味期限も管理することができ、冷蔵庫の扉を開けている時間も短縮されるので省エネにもつながる。

同社の調査では、市販の整理ボックスを使用しているユーザーが多くいるものの、サイズが合わない、立てて入れられないなど、きちんと収まらないことに不満があることがわかった。

整理セットはメーカー純正品であるため、冷蔵庫のほとんどの場所に設置が可能。大小のケース、内スペースを自在に調整できるストッパーで構成され、冷蔵室の段違い棚や、野菜室の段違いケースの浅いところにもフィット。ドアポケットの卵ケースの部分にはめ込むことも可能だ。

市販のボックスだと無理に入れてしまうことで、半ドアできちんと閉まらなかったり、引っ掛かって開けられなくなる場合もあるが、整理セットは使用不可な箇所には入らない大きさに設計されており、正規品による安心感もある。

簡単にできる装備、事実や暮らしの便利グッズなど、Instagramで発信している整理アドバイザーのみな❀さんは、冷蔵庫を整理することのメリットをこう話す。

「整理整頓をすることで得られる効果には、時間的効果、経済的効果、精神的効果があります。冷蔵庫でいうと、時間的効果は探し物がすぐ見つかることで時短になりますし、ドアの開閉時間が少なくなることで省エネにもつながります。

経済的効果としては同じものを二度買ってしまう重複買いや、賞味期限切れを防ぐことができます。精神的効果としては自分時間が確保できて心にゆとりが生まれたり、探し物が見つからないというストレスがなくなります。

こうした観点からも冷蔵庫の整理整頓はとても大切ですが、冷蔵庫によって棚の高さとか幅や奥行きも変わってくるため、市販のケースを使った収納では、冷蔵庫に合った理想のケースを探すのがまず大変になります。そういう意味では、純正品の『思うまま整理セット』は全主婦の味方。整備整頓がしやすく、状態を継続してできるので、定位置管理として最適です」(みな❀さん)

整理ボックスは、用途に合わせて自由な使い方ができるのも特徴。大きいケースは、よく使う調味料をひとつにまとめる「調味料セット」、チルド室にも入れられるので、バラバラになりやすい納豆や豆腐、チーズ等の加工品をまとめて管理できる「在庫整理セット」など、ユーザーの使用用途によって自由にカスタマイズができる。

みな❀さんのおすすめは「朝食セット」。バターやマーガリン、ジャム、ヨーグルトなど、朝食で使うものをひとまとめにしておくことで、パッと取り出せてそのまま食卓に持ち運んで使えるので忙しい朝には非常に効率的。

小さいケースの活用法としては、使いかけの野菜や果物、プチトマトなどの小さい野菜の置き場として使ったり、個包装のお菓子をまとめて収納したり、保冷剤をひとまとめにするという使い方も。見失いがちな保冷剤をまとめると家族の誰でも取り出しやすく、これ以上の量になれば処分するといった、定位置管理と在庫管理ができる。

〇「A.I.予報」の進化

各家庭の使い方のパターンに合わせて運転する「全室独立 おまかせA.I.」。三菱電機独自の全室独立構造とは、すべての部屋が仕切られ独立した構造で、部屋ごとの温度や扉開閉などを見張って、ムダなくしっかり冷やすことができる。

また、全室に温度センサーと扉開閉センサーが搭載され、部屋ごとに個別に温度管理ができるのもメリット。扉を開け、温度が上昇した部屋だけ個別に冷やしこみを行うなど、無駄なく省エネが実現できる。部屋ごとの使用時間帯、使用頻度も予測して、より精度の高い制御も可能だ。

新商品では、整理整頓習慣の定着化を狙い、2023年度商品から搭載した「全室独立おまかせA.I」の通知「A.I.予報」がさらに進化。「整理整頓」「お手入れを促す」「継続につなげる」通知で、冷蔵庫の整理整頓をサポートする。

今までなかなか整理整頓に取り組めなかったユーザーに対しても、ステップごとのやる気をアップさせる仕掛けを施し、「通知~実践~フィードバック」のサイクルで、整理整頓の習慣化を促す。

冷蔵室・野菜室・冷凍室の各室に搭載のセンサーが、各部屋の扉が開いている時間を計測し、過去と現在の平均開放時間の変化を解析。冷蔵庫内の収納状況を予測して、操作パネルや同社独自の「つながるアプリ」に、整理整頓やお手入れを促す通知を行う。操作パネルで通知を確認した場合は、冷蔵室内の二次元コードを読み込むことで、整理整頓やお手入れに関する解説動画の視聴することができる。

カラーバリエーションにもこだわり、最新のインテリアトレンド「バイオフィリックデザイン」(自然の要素を住環境に取り入れる事で、人の感じる快適性や生産効率が向上するという考え方)である新色(3色)を採用。低彩度の色調でぎらつきを抑え、自然由来のデザインを効果的に取り入れることで、LDK空間に調和し、空間の快適性を高めている。

【MZシリーズ】(価格はすべてオープン)

MR-MZ60K(602L/市場想定価格:48万4000円前後)
MR-MZ54K(540L/市場想定価格:45万1000円前後)
MR-MZ49K(485L/市場想定価格:42万9000円前後)

【MDシリーズ】(価格はオープン)

MR-MD45K(451L/市場想定価格:34万1000円前後)

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