MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)
これまで新世代が投入されるたびにコックピットに革命をもたらしてきたインフォテインメントシステムMBUX。2018年に発表されたMBUXは、ユーザーの体験を重視したものだった。
2022年に登場した第2世代では、MBUXハイパースクリーンが登場。そして今回、新型Eクラスにおいて、サードパーティ製のアプリが利用可能になる等メルセデス・ベンツはMBUX開発における第3 世代への大きな進化を成し遂げた。
全モデルにオプション設定の「3Dコックピットディスプレイ」は、内蔵されるドライバー側を向いた2つのカメラによって可能になった。
ドライバーの左右それぞれの視線を追跡する技術により、特殊なメガネを使用せずにドライバーに3D映像を見せることができる。
ドライバーの視線が動いた場合、この視線追跡技術によりディスプレイに映る映像を連続的に変化させることで、常に3D表示を維持することが可能となっている。
【新世代MBUX その他の特長】
・新世代MBUX では、ディスプレイ上の主要なアイコンの表示方法が変更され、フラットなデザインで、よりシンプルに表示される。
サードパーティ製のアプリケーションのインストールを可能にする新たなオペレーティングシステムを開発。ドライバーが車載のセルフィー&ビデオカメラを使えば、「Webex」や「Zoom」でビデオ会議をすることができる。
・MBUXとの組み合わせで使用する「ルーティン」。ルーティンについてメルセデス・ベンツでは原則として、機能のオートメーションを意味するものと考えている。
新型Eクラスは、ユーザーが活用できる標準ルーティンのテンプレートご用意。また、自分でルーティンを作成することも可能となっている。
・新型Eクラスには、全モデルにMBUXエンターテインメントパッケージプラスを設定しており、Mercedes me connectのサービス開始から1年間有効となっている。