インテリアデザイン
新型Eクラスのインテリアは、大きなトリムパネルがダッシュボード中央まで伸びている。外観上独立しているセンターディスプレイは、このトリムのくぼんだ表面上に浮かんでいるように見える。
全モデルにオプション設定の「MBUX スーパースクリーン」(助手席一体型ディスプレイ)を搭載している場合、大型ガラス面がセンターから助手席まで広がるデザインとなる。
カバーガラスは輪郭がダイナミックにデザインされている。ガラス面の上側の輪郭に沿ってエアアウトレットの細長いノズルバンドが納められており、キャビン中央と左右両脇のエアアウトレットをつないで一体化している。
センターコンソールはダッシュボード下部まで直線的に伸びて融合している。前部は、カップホルダーを備えたカバー付きの小物入れが立体形状のトリムに一体化されている。後部には、パッド入りアームレストが設けられており、その下の小物入れにはUSBポートがある。
シートの座面とバックレストの表面の形状は内側から外側へと優美に流れ、そのレイヤーデザインのためにシートの本体から浮いているように見える。
縦方向のラインが外側の輪郭に沿って伸び、上に向けて幅を増していく。ここで室内デザイナーが連想したのは、貝殻の有機的な美しさ。E200、E220dに標準設定のレザーARTICO仕様では、シートは各パネルに精緻な縦方向のうねを形作る仕上げが施される。
レザーエクスクルーシブパッケージ選択時の本革(ナッパレザー)シートは、キルティングとパーフォレーションを施したシートの形をなぞるダイヤモンドステッチとなり室内の高級感を高める。
また、レザーエクスクルーシブパッケージには、シートヒーター機能とシートベンチレーター機能(運転席・助手席)が含まれ、より快適なドライブを楽しむことが可能。
E350eはレザーARTICO/MICROCUT(スウェード調ファブリック)を使用したシートが標準設定となる。