会社員には、「定年」という一旦のゴールがある。とはいえ、人生100年と言われ、老後2000万円問題をはじめとした老後の資金への不安が囁かれる今の時代においては、定年以降も働くシニアが増えている。
そんな状況の中、ITエンジニアは、どのような定年退職後のプランを考えている人が多いのだろうか?
PE-BANKはこのほど、全国の定年制度のある企業に在籍するITエンジニアを対象に「ITエンジニアのセカンドキャリアに関する意識調査」実施し、その結果を発表した。
定年が近づくにつれ、定年退職後の就労意欲が高まる傾向に
全国の定年制度のある企業に在籍するITエンジニアに対して、定年後のキャリアについての質問をしたところ、定年後も含めて長期で働くつもりだと回答した割合は、50代が39%、40代が29%、30代が21%、20代が9%となり、定年が近づくにつれ、定年退職後も就労意欲が高くなることがわかった。
また、今勤めている会社を退社した場合の今後のキャリアについて、現時点での志望を聞いたところ、高齢になるほど「嘱託や派遣・アルバイトとして不定期に働く予定」と答えた割合が高くなる傾向にあった。
定年が近づくほど「定年後も長期で働き続けるつもりだ」と回答した割合が高く、働き方としては、嘱託や派遣・アルバイトなどのキャリアを想定している人が多いことがわかった。