小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

「深謝」には2つの意味がある!?覚えておきたい正しい使い方

2024.03.05
『深謝』は、深い感謝や謝罪の気持ちを意味する言葉です。ビジネスシーンをはじめとするかしこまった場面で使うほか、お詫びの品の表書きにも使用できます。使い方を間違えると、相手に真心が伝わらない点に注意しましょう。

「深謝」の意味と注意点

『深謝』は、かしこまった場面で使う堅苦しい表現のため、日常会話ではほとんど使われません。深謝の意味と注意したい言い回しを解説します。

■感謝と謝罪の2つの意味がある

深謝(しんしゃ)は、『深』と『謝』の二つの漢字から成り立つ言葉です。『謝』には、お礼を言う・お詫びをするという意味があり、深謝は『深い感謝』または『深い謝罪』のいずれかの意味で使われます。

【例文】

  • 在職中は並々ならぬご厚情を賜りましたこと、深謝申し上げます(感謝)
  • このたびの過失は、弊社の責任です。ご迷惑をおかけした皆さまに深謝申し上げます(謝罪)

深謝の類義語には、以下のような言葉があります。

  • 感謝の意味で使える類語:拝謝(はいしゃ)・多謝(たしゃ)・万謝(ばんしゃ)
  • 謝罪の意味で使える類語:多謝(たしゃ)・万謝(ばんしゃ)・陳謝(ちんしゃ)

深謝と同様に、多謝と万謝には、感謝と謝罪の二つの意味があります。陳謝は、ただ詫びるだけでなく、理由や事情を述べたうえで詫びることを意味します。

■注意したい言い回し

深謝は、『深謝いたします』『深謝申し上げます』の形で使われるのが一般的です。以下のような言い回しは適切ではありません。

  • 深謝に堪えません
  • 深謝の意を表します
  • 深謝の言葉もありません
  • 大変(とても)深謝いたします

『~に堪えません』は、湧き上がる感情を抑えきれない状態を指します。『感謝の念に堪えません』と表現するのが通常で、『深謝に堪えません』では、相手に意味が伝わりにくいといえます。また、『深謝』自体が、とても強い感謝や謝罪を意味するため、『とても』や『大変』などを付け加える必要はありません。

「深謝」の正しい使い方

手紙を書く

(出典) pixta.jp

『深謝』は、普段あまり見聞きしない言葉なので、使い方を理解していない人も少なくありません。適切な場面で使えば、相手に誠意を伝えられますが、不適切な場面で使えば、相手の気分を害してしまう恐れがあります。深謝の正しい使い方と注意点を解説します。

■文書やかしこまった場面で使用する

『深謝』は、ビジネスメール・手紙・新聞などでよく使われる『書き言葉(文語)』です。会話の中で、「深謝します」と伝えても、意味が通じにくいでしょう。

前述の通り、深謝には、感謝と謝罪の二つの意味があります。『深謝いたします』『深謝申し上げます』とだけ述べた場合、相手はどちらの意味で使われているのかが分かりません。

相手が判断に迷わないように、前後に分かりやすい言葉を添えるか、別の表現に言い換えるのが望ましいといえます。

■軽微なミスでは使わない

『深謝』は、相手に謝罪する場面で使いますが、『ごめんなさい』と同じ感覚で多用するのは誤りです。深いお詫びを意味する言葉だけに、軽微なミスや失敗で使うと、相手が困惑します。深謝を使っておけば、失礼にならないだろうと考えない方が賢明です。

深謝に適した場面の一例を列挙します。

  • スタッフの不手際が原因で、関係者やお客さまに多大な損失を与えた時
  • 不祥事を起こした時
  • システム障害で多くの人に迷惑をかけた時
  • お客さまに不快な思いをさせた時/失礼な言動があった時

■お詫びの品の表書きに使える

一般的に、相手に迷惑をかけてしまった場合、お詫びの品として菓子折りなどを手渡すのがマナーです。お詫びの品には店の包装紙、またはのしがない無地の掛け紙を付け、表書きは『深謝』としましょう。

深謝が使えるのは、相手に大変な迷惑をかけてしまった場合に限られます。ちょっとしたことに深謝を使うと、相手は違和感を覚えます。『小ばかにされている』『反省していない』と受け取られかねないため、場面に応じた言葉を選ばなければなりません。

軽度のミスで迷惑をかけた際は、表書きを『お詫び(御詫び)』や『松の葉』とするのが適切です。

心からの感謝や謝罪を伝える表現は?

メールを打つ女性の手元

(出典) pixta.jp

『深謝』は、深い感謝や謝罪を伝えるのに適切な表現ですが、ほかの表現に言い換えた方が気持ちが伝わる場合もあります。深謝と同じように、心からの感謝や謝罪を伝える表現をチェックしましょう。

■深く感謝する場合

深い感謝を伝える表現としては、『深く感謝申し上げます』『心より感謝申し上げます』が一般的ですが、以下のような表現もあります。

  • 衷心より感謝申し上げます
  • ご厚情痛み入ります

『衷心(ちゅうしん)より』とは、心の奥底からを意味します。『申し上げます』は、『言う』の謙譲語です。『いたします』と敬意の程度は変わりませんが、よりかしこまった印象になるでしょう。

『ご厚情(ごこうじょう)』とは、目上の人から受けた厚い情けや思いやりです。『痛み入る』は、相手の厚意に恐縮することで、深く感謝する場面でなければ、使えない言い回しです。

■深く謝罪する場合

深く謝罪する場面では、『深くお詫び申し上げます』『心よりお詫び申し上げます』のほかに、以下のような表現が可能です。

  • お詫びの言葉もございません
  • 伏してお詫び申し上げます

『お詫びの言葉もございません』は、言葉を尽くしてもお詫びしきれないという深い謝罪の表現です。『伏してお詫び申し上げます』の『伏して』は、頭を下げるだけでは、お詫びしきれないという気持ちの表れで、謝罪の気持ちを切実に伝えたい時に使われます。

『伏して~する』は、お詫びで用いられるケースが多いですが、『伏してお願い申し上げます』という使い方も可能です。

構成/編集部

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年7月16日(火) 発売

超豪華付録「3WAYハンディ扇風機」付きのDIME最新号では「ヒット商品は『推し』が9割!」を大特集!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。