昨今Z世代を中心に重要視されているタイパの概念。タイムパフォーマンスの略で、費やした時間に対する効果や満足度を重視する考え方のことを指しているが、家事においてもタイパは重要視されているのだろうか?
ダスキンが展開するメリーメイド事業(家事代行サービス)はこのほど、日頃から仕事や家事、育児に多忙な既婚男女800人を対象に、「タイパと家事に関する意識調査」を行い、その結果を発表した。
Z世代が重要視する“タイパ”も、未だ浸透していない!?
1. 主婦/主夫層でタイパの意味を理解していた人は約3割に留まるものの、タイパの考えに共感する人は7割超え
Z世代を中心に一般的にも浸透しつつあるタイパの概念だが、主婦/主夫世代においては単語の意味まで理解していると回答した人は約3割(31.1%)に留まるという意外な結果に。
その一方で、7割を超える人(71.1%)がタイパの考え方について共感すると回答し、普段の生活において年代を問わずタイパが求められていることがわかった。これまでの生活でも、それがタイパであるということを認識しないまま、実はタイパ向上に努めていたという人も多いのではないだろうか。
2. 既に普段の生活の中でタイパを意識している人は約4割
普段の生活において、既にタイパを意識していると回答した人は約4割(41.3%)に上った。また、タイパを意識していない人も3人に1人以上(37.0%)が今後タイパの意識を取り入れたいと回答しており、Z世代だけではなく主婦/主夫層においてもタイパに前向きな人が一定数いることがわかった。
3. タイパ意識の理由は「同居する家族との時間を増やす・確保するため」が上位
既にタイパを意識している人へその理由について聞くと、「自分の睡眠時間を確保するため」(49.1%)、「同居する家族との時間を増やす・確保するため」(46.4%)、「趣味の時間を増やす・確保するため」(40.6%)が上位となり、まずは自分のために使う時間の確保、次いで家族のために使う時間の確保が重要視される傾向にあることがわかった。