コロナ禍によりテレワークやオンラインでのコミュニケーションが一般的になり、社内コミュニケーションにも大きな変化が訪れた。
社員同士が顔を合わせる機会が少なくなり、コミュニケーションが減ったことの対策として、様々な取り組みを行う企業も増えている。
そこでオフィスエンニチは、全国のビジネスパーソン920名を対象に、「社内コミュニケーションに関するアンケート調査」を実施したので、結果をお伝えしよう。
半数以上のビジネスパーソンが1日平均3回以上「ありがとう」と言われている
Q1.あなたは会社(仕事上)で1日平均何回「ありがとう」と言われていますか?(n=920、単一回答方式)
全国のビジネスパーソン920名を対象に、会社で1日平均何回くらい「ありがとう」と言われているか質問したところ、3回が20.1%、7回以上が16.0%、2回が12.5%と続いた。
3回以上と回答した人が54.3%と、半数以上のビジネスパーソンが1日平均3回以上「ありがとう」と言われていることが判明。一方、最多回答となったのは「言われていない」で23.6%という結果に。
Q2.あなたは仕事で関わる人からの感謝を感じていますか?(n=920、単一回答方式)
また、仕事で関わる人からの感謝を実感できているか質問したところ、59.7%が「感じている」(感じている:24.3%、どちらかというと感じている:35.4%)と回答があった。
約6割のビジネスパーソンが、仕事で関わる人からの感謝を実感しながら働いているようだ。
Q3.あなたはチームメンバーと相互理解できていると思いますか?(n=920、単一回答方式)
仕事上のチームメンバーと相互理解できているか質問したところ、51.6%が「相互理解できている」(相互理解できている:9.1%、どちらかというと相互理解できている:42.5%)と回答した。
コロナ禍の影響などにより、社内コミュニケーションの減少を危惧する声が多い中、ビジネスパーソンの2人に1人はチームメンバーと相互理解できていると感じているようだ。
Q4.あなたはチームメンバーについて、どのようなことを知っていますか?(n=859、マトリクス/単一回答方式)※チームメンバーがいない人を除く
続いて、チームメンバーについてどの程度知っているか質問したところ、「経歴」については61.7%(知っている:18.6%、どちらかというと知っている:43.1%)。
「趣味/好きなこと」 は、53.5%(知っている:14.3%、どちらかというと知っている:39.2%)。「仕事観のモチベーション」は、52.1%(知っている:13.3%、どちらかというと知っている:38.8%)。
「家族のこと」が50.7% (知っている:14.3%、どちらかというと知っている:36.4%)と、それぞれについて半数以上が知っていると回答があった。
一方で、「悩んでいることや、ストレスに感じること」については、53.9%(知らない:18.5%、どちらかというと知らない:35.4%)が知らないと答えている。
Q5.あなたは社員同士が相互理解することにより、職場での意識に影響を与えると思いますか?(n=920、マトリクス/単一回答方式)
社員同士の相互理解が職場での意識にどの程度影響を与えるか質問したところ、「働きやすさ」については81.5%(影響する:35.7%、どちらかというと影響する:45.8%)、「エンゲージメント」が74.0%(影響する:27.2%、どちらかというと影響する:46.8%)、「幸福度」が73.3%(影響する:27.2%、どちらかというと影響する:46.1%)という結果に。
「チームワーク」については、80.7%(影響する:36.6%、どちらかというと影響する:44.1%)、「企業への愛着度」が75.5%(影響する:29.7%、どちらかというと影響する:45.8%)と、それぞれについて7割以上が社員同士の相互理解が仕事の意識に影響を与えると回答していた。
Q6.あなたは経営者について、どのようなことを知っていますか?(n=920、マトリクス/単一回答方式)
経営者についてどの程度知っているか質問したところ、「仕事へのモチベーション」については38.3%(知っている:10.4%、どちらかというと知っている:27.9%)、「家族のこと」が34.4%(知っている:10.5%、どちらかというと知っている:23.9%)であった。
「悩んでいることや、ストレスに感じること」が31.4%(知っている:10.9%、どちらかというと知っている:20.5%)、「経営方針」が49.9%(知っている:14.9%、どちらかというと知っている:35.0%)、「将来に描いているビジョン」に関しては45.7%(知っている:12.1%、どちらかというと知っている:33.6%)という結果に。
Q7.あなたは社内報を読んでいますか?(n=920、単一回答方式)
次に、社内報を読んでいるか質問したところ、読んでいる人が40.4%、読んでいない人が23.2%、社内報がないと回答した人は36.4%という結果になった。
Q8.あなたは社内報を通じて会社に対しての理解が深まりましたか?(n=372、マトリクス/単一回答方式)
社内報を読んでいると回答した372名を対象に、社内報を通じて会社に対してどの程度理解が深まったか質問したところ、「社員紹介」については74.5%(理解が深まった:21.0%、どちらかというと理解が深まった:53.5%)、「企業理念」が65.1% (理解が深まった:14.0%、どちらかというと理解が深まった:51.1%)。
「商品/サービス」については、66.1%(理解が深まった:17.7%、どちらかというと理解が深まった:48.4%)、「経営者の想い」が69.3% (理解が深まった:18.0%、どちらかというと理解が深まった:51.3%)という結果に。
社内報によりもっとも理解が深まったのは「社員紹介」ということが分かった。
調査概要
調査対象:20歳から 59歳、全国のビジネスパーソン男女 920名(男性: 460名、女性 460名)
調査期間:2023年 11月 16日~ 11月 20日
調査方法:インターネットリサーチ
※オフィスエンニチ 調べ
関連情報
https://office-ennichi.com/
構成/Ara