NTTドコモの企業内研究所であるモバイル社会研究所からテレワークに関する調査レポートが発表された。
本稿では、調査対象者の約3割が「基本的に出勤だが、不定期にテレワークを利用したい」と回答するなど、同調査の結果を抜粋してお伝えする。
約3割が今後は「基本的に出勤だが、不定期にテレワークを利用」を希望
図1. 男女別テレワーク頻度の希望(2022年~2023年)
[調査対象:全国・15~79歳男女]
勤務先でテレワークの制度がある人に対して「今後、どの程度の頻度でテレワークを行ないたいですか?」と調査した。
その結果、今後も「全てテレワークを利用したい」という人は2022年2月には14.3%だったが、2023年2月には13.3%と微減。「基本的に出勤だが、不定期にテレワークを利用したい」という人が2022年では15%だったが、2023年には25.5%まで増加した。
「テレワーク中心(50%以上)で、定期的に出勤を併用したい」という人は、2022年2月には21.4%だったが、2023年2月には17.3%と減少。
「職場はテレワーク可能だが、利用したくない」という人は、2022年2月は6.8%だったが、2023年2月には9.6%となっている。
■日常から頻繁にテレワークをしている人の約6割が「これからも全てテレワークを利用したい」
図2. 地域別テレワーク実施率(2023年)
[調査対象:全国・15~79歳男女・n=1327]
続いて勤務先にテレワーク制度がある人でテレワーク実施の頻度別に、今後もテレワークか出勤かの希望を調査した。
結果は「テレワークを月1回未満」と日常でのテレワークの頻度が少ない人は、今後も「基本的に出勤だが、不定期にテレワークを利用したい」が約5割。
「テレワークを週に2~3日」と日常からテレワークと出勤を併用している人は、今後は「基本的に出勤だが、不定期にテレワークを利用したい」が約4割だった。
「テレワークを週に4~6日」と日常でのテレワーク頻度が多い人は、今後も「全てテレワークをしたい」が約6割、「テレワーク中心(50%以上)で定期的に出勤を併用したい」が約3割となった。
調査概要
調査名称/2022年次世代ライフスタイル調査
調査方法/Web
調査対象/全国・15~79歳男女
有効回答数/6240
サンプリング/QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期/2022年2月
調査概要
調査名称/2023年次世代ライフスタイル調査
調査方法/Web
調査対象/全国・15~79歳男女
有効回答数/6151
サンプリング/QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付
調査時期/2023年2月
関連情報
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/wp23.html
構成/清水眞希