圧倒的に多くのエグゼクティブが、どんな状況でも徹底的に業績へコミットする“実行力“ が弱みと回答
「ビジネス上で特に自身の弱みだと感じている部分」について聞くと、「どんな状況でも徹底的に業績へコミット(実行力)」が35.8%と最も多く、「ぶれない判断基準をもった的確な意思決定(決断力)」が2番目で20.2%、「自分の学びを周囲に共有し、事業や実務に活かすこと(学習力)」が3番目で18.3%という結果になった。
圧倒的に多くのエグゼクティブが、どんな状況でも徹底的に業績へコミットする“実行力“を弱みと考えており、また、自分の学びを周囲に共有し、事業や実務に活かす“学習力”は強みと考えているエグゼクティブも非常に少なく(8.3%)、多くのエグゼクティブにとっての弱みであることが明らかになった。
一方、ぶれない判断基準をもった的確な意思決定をする”決断力”については強みと考えているエグゼクティブもほぼ同数(22.9%)おり、多くのエグゼクティブにとって強みであり弱みであるようだ。
多くのエグゼクティブは、自らの弱みを改善・カバーするために「学びの継続」「社内外のコミュニケーション強化による情報収集」「組織体制の強化」 を行っている
弱みを改善・カバーするためにやっていることについて聞くと、大きく分けて「学びの継続」「社内外のコミュニケーション強化による情報収集」「組織体制の強化」 の3つが挙げられた。
セミナーや研修への参加、書籍などから学び情報収集をする人もいれば、社内外の人とのコミュニケーションを通して情報収集し視野を広げている人も見られた。また、「組織体制の強化」の回答中には、「自分の弱みを補うことのできる幹部人材の採用」によって自らの弱みをカバーする意見や「各個人の強みを活かしてチーム分けする」ことで組織体制を強化する意見が見られた。多くのエグゼクティブはこれら主に3つの活動によって自らの弱みを改善・カバーしていることがわかった。
コミュニケーション強化の意見が多い一方で、「人の意見を聞きすぎると多様な意見に引きずられてしまうためファクトに基づく考えができるよう心がけている」や「週1必ず予定を入れずに1人で考える時間を設けている」などの意見も見受けられた。
<調査概要>
・実施期間:2023年9月14日~2023年9月28日
・調査対象:経営者及び管理職にかかわる男女
・調査機関:経営者JPメルマガ会員:約2,000名
(有効回答数109名)
・調査手法:インターネット調査
出典元:株式会社経営者JP
構成/こじへい