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生ゴミを1/7まで削減!家庭用の電動生ごみ処理機でごみ収集のない大型連休を乗り切るテクニック

2024.01.08PR

【AJの読み】6日間使用した生ごみ処理機の使い勝手は?

ごみ収集が休みとなる12月29日から1月3日までの6日間、連続して生ごみを投入した。入れたごみの種類はコーヒーかす、お茶がら、野菜の切りくず、さしみのつま、バナナ・みかんの皮、出汁を取り終わった後の昆布、切り花の茎、玉ねぎの皮。

初日は入れたごみは少なく、やわらかい素材ばかりだったので、乾燥させるとかなりのカサが減った。

乾燥させたごみの上に、新たな生ごみを追加していく形で6日間続けた。生ごみは水切りをした方が処理時間を短縮できるので、三角コーナーで水を切ってから投入し1日1回稼働。ねぎのような繊維質の多い野菜、大きな生ごみは小さくカットすると乾燥状態や粉砕度がよくなるとのこと。

1日の乾燥では、玉ねぎの皮はほとんど粉砕されず、みかんの皮もだいぶ残った。玉ねぎの皮のようにもともと乾燥している素材は粉砕しにくいと思われる。おそらく、形が残っているものでも、生ごみを追加して連日処理していくうちに粉砕されるのだろう。形が残ったごみを取り除いた、6日分の仕上がりはこちら。

〇生ごみ処理機のメリット

密閉された機械に投入するので、生ごみ臭や虫の発生がなく、操作が簡便なので、他のコンポストに比べて処理の手間がかからない。

硬いもの以外はほぼ処理できるので、生ごみ自体がなくなる。処理した生ごみは有機肥料として活用できるので、ごみではなく循環する資源となり環境にも優しい。

芸人でごみ清掃員でもあるマシンガンズ滝沢さんがXに投稿していたが、水分がある状態でごみを出すと清掃員の方々にとっても不快で、濡れていると燃えにくいため環境にも負荷がかかる。乾燥させた状態なら、肥料として使わずに可燃ごみとして出す場合でも、環境負荷を軽減できる。

〇生ごみ処理機のデメリット

微生物や発酵させるタイプのコンポストと比べると、電気代のランニングコストがかかる。電気代を抑えるには、ごみが出る都度ではなく1日分をまとめて稼働させ、深夜電力を活用するのがおすすめ。

ただ、稼働時には音がするので(感覚としては空気清浄機や食洗機と同程度)、深夜に動かすときは設置環境にも配慮したい。

機器本体がかなりの高額(「MS-N53XD」は11万7200円)というのもデメリットだが、定額利用サービスを活用すれば月額2600円で利用ができ、定額利用中の途中買い取りも可能。また、生ごみ処理機のレンタル利用時に、助成金が出る自治体もある。

ごみ自体がかなり減量できるのは大きなメリッで、正月明けのごみ出しも例年の半分程度に減らすことができた。ごみ箱を開けても生ごみがないのでニオイもほぼなくなったのもうれしい。

今回は電動のごみ処理機を利用したが、ベランダに置く電気を使わない段ボールやバッグ型のコンポストもある。ごみを大幅に減らし、生ごみを資源として土に還す循環型生活を実現するコンポスト、今年こそぜひ始めてみては。

文/阿部純子

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