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ビジネス文書を作成する際などに活用する、Officeソフト「Word(以下、ワード)」。作業をスピーディーに行うために、独自にショートカットキーを設定したい人も多いのではないだろうか。
そこで本記事では、ワードでショートカットキーを設定する方法を詳しく解説する。最後に紹介する、覚えておくと便利なショートカットキーの一覧もぜひこの機会にチェックしておこう。
ワードでショートカットキーを設定するには?
ワードは、Windows版とmacOS版ではショートカットキーの設定方法が異なる。ここでは詳しい手順を見ていこう。
Windowsの場合
Windows版でショートカットキーを設定する手順は以下の通り。
1.「ファイル」を選択し「オプション」をクリックする
2.「リボンのユーザー設定」を開き、ショートカットキーの項目にある「ユーザー設定」を選択する
3.「分類」に設定するタブの分類、「コマンド」に該当する機能を指定する
4.現在割り当てられているキーを「キーストロークの指定」で確認し、右横の入力欄に割り当てるキーを入力する
5.保存先をプルダウンから指定し、「割り当て」をクリックして設定
macOSの場合
macOS版でショートカットキーを設定する手順は以下の通り。
1.「ツール」を選択し「ショートカットキーのユーザー設定」をクリックする
2.「ショートカットキーの割り当て」のダイアログボックスが表示される
3.「分類」に設定するタブの分類、「コマンド」に該当する機能を指定する
4.現在割り当てられているキーを「ショートカットキーの指定」から確認し、下部の入力欄に割り当てるキーを入力する
5.保存先をプルダウンから指定し、「OK」をクリックして設定
なお、macOS版のショートカットキーには、Macオリジナルの記号が用いられる。使用頻度の多い「⌘(コマンド)」や「^(コントロール)」などの修飾キーは、キーボードの配置を覚えておくと便利だ。
ワードを効率化する2つのテクニック
次に、ワードをさらに効率的に使得るようになる2つのテクニックを紹介する。
マウスを用いたショートカットを活用する
ワードでは、メニューの選択や画面をスクロールする際など、何かとマウスを使う機会が多い。マウスを用いたショートカットキーを活用する方法は以下の2つ。
【テキストをドラッグして移動させる方法】
1.移動させるテキストをドラッグして範囲を指定する
2.選択したテキストの上にマウスを合わせ、移動先までドラッグする
【テキストをドラッグしてコピーする方法】
1.コピーするテキストをドラッグして範囲を指定する
2.Ctrlキーを押しながら、コピーしたい位置までドラッグするちなみに、マウスでテキストのコピーや移動ができない場合は、ワードの設定を変更する必要がある。まずは「オプション」から「詳細設定」を開き、編集オプション内の「テキストのドラッグ アンド ドロップを許可する」を確認しよう。この項目にチェックを入れると、マウスでのショートカットが可能になる。
割り当てたショートカットキーを削除する
新規で割り当てたショートカットキーを削除する手順は以下の通り。
1.「ファイル」を選択し、「オプション」の項目にある「リボンのユーザー設定」をクリックする
2.「ユーザー設定」を開き、「キーボードのユーザー設定」を選択する
3.「現在のキー」の項目から、削除したいショートカットキーを指定し「削除」を行う
なお、同じキーを適用する際は、競合する既存のショートカットキーに上書きされる。設定を復元したい場合は、「削除」または「すべて元に戻す」を選択する必要がある。
ワードでよく使用されるショートカットキーの一覧
最後に、ワードで使用する機会の多いショートカットキーの一覧を見ていこう。覚えておけばぐっと作業効率が上がるはずだ。
・文書を新規作成する(Ctrl+N)
・文書を開く(Ctrl+O)
・文書を保存する(Ctrl+S)
・文書を閉じる(Ctrl+W)
・選択範囲をクリップボードにコピーする(Ctrl+C)
・選択範囲をクリップボードに切り取る(Ctrl+X)
・クリップボードのコンテンツを貼り付ける(Ctrl+V)
・文書全体を選択する(Ctrl+A)
・テキストの書式を太字に変更する(Ctrl+B)
・テキストの書式を斜線に変更する(Ctrl+I)
・テキストに下線を引く(Ctrl+U)
・中央揃えに配置する(Ctrl+E)
・右揃えに配置する(Ctrl+R)
・左揃えに配置する(Ctrl+L)
・元に戻す(Ctrl+Z)
・画面分割(Ctrl+Alt+S)
・画面分割を解除する(Ctrl+Alt+SまたはAlt+Shift+C)
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文/編集部