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「デザインは知識が8割、センスが2割」アート・クリエイティブディレクター山崎晴太郎さんに聞くヒットの方程式

2024.01.27PR

【コレが山崎流ヒットメソッド】
デザインは知識が8割、センスが2割
多様化するAIデバイスをどう使いこなすかがカギ

山崎晴太郎さんアートディレクター・クリエイティブディレクター
山崎晴太郎さん
株式会社セイタロウデザイン代表。「社会はデザインで変えることができる」という信念のもと、企業や省庁と連携してWeb、空間、プロダクトなど多ジャンルのアートディレクションを手がける。
http://seitaro-design.com/

仕事のプロセスまで変化させた電子書籍と生成AI

 山崎さんが今年、デザインワークをするうえで最も欠かせない相棒だったというのが『Kindle Scribe』。

「主にメモ帳として使っています。例えば、新しいデザインや企画を作る時に、これにイメージを書いて、PDFに変換すれば即スタッフと共有できるのがすごく便利。書き味もアナログに近く、タブレットより柔らかく曖昧な線が引ける点もいいですね。イメージ共有とラフの段階では、精緻な絵を描く必要はなくて、白い紙と8Bの鉛筆があればいい。それが電子ペーパーでかないました」

 太めの鉛筆でササッとラフ書きするような感覚で書き込めて、共有もスピーディー。デジタルとアナログの境界をうまくつなげた点が、山崎さんにハマったようだ。

〝境界〟という点では、『On』のスニーカーの存在は、仕事と趣味の境界線をなくしたと評価。

「本格的なランニングシューズなのにソールの設計がいい意味でローテク。黒1色ならカジュアルすぎず仕事でも履けるので、オンオフ問わず、愛用しています。コロナ禍以降、ファッションにおいて〝ちゃんとして見えるけどラク〟がひとつのキーワードだと思うのですが、そのポジションを確立した靴だと思います」

 また「仕事のプロセスまで変えてしまった」というのが、話題の画像生成AI『Midjourney』だ。

「プロジェクト提案時のモデリングが、これまでより立体的でスピーディーになりました。Figma(フィグマ)などもそうですが、不特定多数の人が同じアートボード上でデザインを共有する流れは、昨今のデザイン界の潮流ともいえます。作品の作家性よりも、他者と共有して機能するものが優先される。Midjourneyは、それにうまくマッチしたと思いますね」

 そうなると、プロとアマチュアの線引きも曖昧になりそうな気もするが、山崎さんの見解はこうだ。

「プロとアマの大きな差は、知識量です。僕は、デザインは8割が知識、センスや感覚が作用するのは残りの2割だと思っています。どういう構図が絵的に美しいか、受け手やターゲットに合わせてどう伝えていくかを判断するには、知識がないとできません。さらにもうひとつ重要なことは、それをしっかり言語化できるか。AIを介した表現においては、自分の言葉で先導する技術が何より必要ですから」

 エンジニアが担当していたクリエイティブ領域も「生成型AIの登場で、自然言語をうまく扱える文系デザイナーが逆転する可能性もある」と山崎さん。これは一般のビジネスシーンにおいても同様。人間の作業を代用するAIデバイスは進化の一途だが、共存共栄していくためには、自らの知識量を増やし、より言語力に磨きをかける必要がありそうだ。

山崎晴太郎さんの2023注目トレンド【01】Kindle Scribe

Kindle Scribe付属のペンで手書き入力ができるメモ機能を備えた電子書籍リーダー。光の反射を抑えた10.2インチディスプレイでアナログに近い書き味を実現する。

注目トレンド【02】Onのスニーカー

Onのスニーカー2010年にスイスで生まれたランニングシューズブランド。特許技術「Cloud Tec」により、ソフトな着地と強い蹴り出しをかなえた抜群の履き心地が自慢。

注目トレンド【03】Midjourney

MidjourneyMidjourneyイラストを自動生成してくれるAI画像生成サービス。描きたいイメージをテキストで入力すると、独自の人工知能がイラストを出力。「たった1分で神絵が描ける!」と話題に。

取材・文/坂本祥子

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