11月には大統領選も！2024年の米国株を見通す上で注視すべきポイント

2024.01.05

ハイテク株の復調継続で、株価は予想比上振れも、11月の大統領選挙は今後の動向に要注意

これらを踏まえると、米ハイテク株の復調が続くことも期待され、2024年12月末にS&P500指数は5,200ポイント、ダウ平均は41,000ドル、ナスダック総合指数は16,800ポイントと、三井住友DSアセットマネジメント想定レンジの上限程度まで上振れることも十分予想される。ただ、米大手ハイテク株の時価総額はすでにかなり大きいため、これらの株価次第で株式市場全体が大きく動くこともあり、引き続き注意が必要だ。

また、米国では2024年11月5日に大統領選挙が行われる。民主党は現職バイデン大統領の党候補指名が確実な状況で、共和党は支持率でトランプ前大統領が独走している。現時点では、まだ選挙の材料が少なく、株式市場への影響を推測することは困難だ。今後、両党の候補が絞られていく過程で、市場に様々な思惑が生じると思われため、大統領選挙の動向を見極めることは、2024年の米国株を見通す上で、非常に重要だ。

※個別銘柄に言及しているが、当該銘柄を推奨するものではない。