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変化を実感した2023年の働き方、3位出社状況、2位残業量、1位は?

2023.12.28

キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を運営するライボの調査機関であるJob総研は、930人の社会人男女を対象に「2023年 働き方変化の実態調査」を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。

この査は1年間の働き方の変化と満足度、また年収・残業時間・出社状況の変化の有無及び増減、そして来年具体的に変えたいことなどをリサーチしたものだ。

働き方の変化と満足度

回答者全体の930人に今年の働き方の満足度を聞くと「満足派」が65.0%と過半数を占め、内訳は「とても満足」9.7%、「満足」20.8%、「どちらかといえば満足」34.5%となった。

同回答者に2023年の働き方で具体的に変化があったことを聞くと「年収に増減があった」が49.8%で最多となり、次いで「残業量に変化があった」が24.6%、「出社状況の変化があった」が20.1%と、上位3つの回答となっている。

■年収の増減

回答者全体の930人に今年の年収の増減を聞くと「増えた」が52.2%と過半数を占め、「減った」20.0%、「変わらない」27.8%だった。

年収が増えたと回答した485人に年収が上がった月を聞くと「4月」が29.3%で最多となり、次いで「6月」が24.9%、「10月」が23.1%と上位の回答に。

さらに増額した平均額は119.2万円、中央値が50万円、最頻値が20万円だった。

残業時間の増減

回答者全体の930人に昨年と比較した今年の残業時間の増減を聞くと、「増えた派」が62.0%と過半数を占めた。その内訳は「とても増えた」14.9%、「増えた」16.3%、「どちらかといえば増えた」30.8%の順になっている。

残業時間が増えたと回答した578人に残業時間が増加した月を聞くと「10月」が35.5%で最多となり、次いで「9月」が33.7%、「8月」が29.1%と上位3つの回答に。

さらに1か月あたりで増加した平均時間は10.3時間、中央値が10時間、最頻値は10時間だった。

出社状況の変化の有無

回答者全体の930人に今年の出社状況の変化を聞くと「出社メインになった派」が66.9%と過半数を占め、内訳は「出社メインになった」37.0%、「どちらかといえば出社メインになった」29.9%となった。

出社メインの622人に現在の出社体制への満足度を聞くと「満足派」が69.8%と過半数を占め、リモートメインの308人も「満足派」が73.0%と過半数を占めている。

■出社状況変化の背景

出社状況が変化したと回答した475人に変化があった月を聞くと「4月」が26.7%で最多となり、次いで「9月」が22.9%、「10月」が22.5%という順になっている。

同回答者に変化の理由を聞くと「コロナ5類移行の影響」が31.6%で最多となり、次いで「転職」が23.2%、「会社の規定変更」が22.5%というTOP3になった。

■来年の意思

回答者全体の930人に来年の働き方や仕事の変化への意思を聞くと「変えていきたい派」が79.4%と過半数を占め、内訳は「とても変えていきたい」25.4%、「変えていきたい」23.7%、「どちらかといえば変えていきたい」30.3%となった。

変えていきたいと回答した738人に具体的に変えていきたいことを聞くと「年収をもっと上げたい」が68.8%で最多となり、次いで「スキルアップしたい」が49.7%、「副業を始めたい」が22.5%と、上位3つの回答となっている。

調査結果まとめ

株式会社ライボ コミュニケーション戦略部 部長
広報グループ長兼「Job総研室長」
堀 雅一 氏

今回実施した「2023年 働き方変化の実態調査」では、全体の約7割が今年1年間の働き方には「満足派」を示し、具体的な変化では年収の変化や残業時間、出社状況が上位を占めました。

変化の上位回答を詳細に調査すると、今年年収が増加した人は全体の半数で、特に4月昇給が多く平均増加額は119.2万円でした。今年7月時点では”賃上げなし”の回答が全体の半数で、今後はボーナスより”賃上げを希望する派”も8割の状況だったことから、この1年で昇給者の割合が増加したことがわかります。

 そして今年9月時点で”定時終業派”が全体の6割だったものの、今回の調査では残業時間が”昨年比で増加”した人が全体の6割で、特に増加は10月に多かったことから、下半期以降は残業増加の傾向にあったことがわかりました。

 さらに8月の調査における理想の働き方では”テレワーク派”が7割の中、実際”出社メイン”の社会人が全体の7割弱となり、今回の調査でもコロナ5類移行を背景に4月頃に出社メインへ変更があった回答者は全体の7割弱の結果となりました。

同8月の調査では理想と現実の働き方にギャップがある状態だったものの、今回の調査では出社メイン派・リモートメイン派ともに”満足派”が7割と満足度の高い結果となっています。

5類移行後の出社回帰予想が立った2023年でしたが上記の結果から、出社への切替を実施した企業は実際に多数であったことがわかりました。

 そして今年は年収がアップした社会人が多数だったものの、来年も”年収を上げたい”という回答が最多になっていることから、物価高の加速に賃金が追いつかない1年であったことも読み取れます。

さらに”スキルアップ”や”副業開始”意欲があることからも、将来のジョブ型雇用への意識も高まっている傾向が見られる調査結果となりました。

調査概要
調査対象者/現在職を持つすべての社会人JobQ Town登録者
調査条件/全国 の20~50代男女
調査期間/2023年11月16日~11月20日
有効回答数/930人
調査方法/インターネット調査

関連情報
https://job-q.me/articles/15463

構成/清水眞希

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