3年前と比べて大きく伸長した好きなフレーバー・素材は、「レモン」
好きなフレーバーの調査結果について、前回調査を実施した2020年の結果と比較すると20のフレーバー・素材において10ポイント以上の増加がみられた。中でも注目すべきは「レモン」で、「レモン」は前回調査と比べて20ポイント以上増加した唯一のフレーバーだった。その他15ポイント以上増加したフレーバー・素材は、「ゆず」「梅」「チーズ」「抹茶」「コーヒー」だった。
Q. あなたが好きな風味や素材・味付けは?(複数回答)
飲料系フレーバー・素材はリラックスイメージが高い傾向
「リラックス」イメージのフレーバー・素材1位は「コーヒー」(38.8%)、2位「緑茶」(34.2%)、3位「紅茶」(33.5%)、4位「ジャスミン」(30.1%)という結果だった。上位のほとんどを飲料系、中でもお茶系のフレーバー・素材が占めた。好きなフレーバー・素材1位の「チョコレート」はリラックスイメージでも8位にランクインしている。なお、フルーツの中でリラックスイメージが最も高いものは「ゆず」だった。
Q. 「リラックス」イメージの味や風味・素材・味付けは?(複数回答)
幅広い商品での需要が期待できる「レモン」、スイーツ需要が高い「いちご」
食べてみたいと思うフレーバー・素材を尋ねた後に、具体的にどのような商品として食べたいかを重ねて質問した。フレーバー・素材によって食べたい・飲みたい商品の傾向が異なり、その一部を紹介する。
好きなフレーバー・素材として大きく伸長した「レモン」をみると、「アイスクリーム」と「ジュース・炭酸飲料」が5割を超えて高く、加えて他のフレーバー・素材と比べて様々な商品での需要の可能性がうかがえる。他方で馴染み深い「いちご」は、「アイスクリーム」「ケーキ」「デザート」「ヨーグルト」とスイーツでの需要が高かった。
「明太子」は顕著に「ポテトチップス・スナック菓子」「せんべい・あられ・おかき」と既存の商品の枠内での需要が高かった。「ほうじ茶」は「アイスクリーム」「ケーキ」「デザート」に加えて、「フレーバーコーヒー・ティー」といった飲料も高く、また「クッキー」が3割強と高い傾向にあった。
Q. あなたが食べてみたいと思う味や素材・味付けはどのような商品として食べたいですか?
(フレーバーごとにたて方向に複数回答)
※一部フレーバー・素材を抜粋
<調査概要>
調査名 : フレーバー調査2023
※今回のリリースでは、上記調査の中に収録されている
調査結果の一部を抜粋して紹介する。
調査期間: 2023年7月1日(土)~2023年7月14日(金)
調査対象: 日本能率協会総合研究所が保有する「モニターリサーチ・システム」(全国に居住する15~79歳までの男女)
調査方法: オフライン調査
回答者数: 1,500名
性別・年代の母集団人口構成比に準拠したサンプル回収
詳細URL : https://www.jmar.biz/report2/fravor2023/
出典元:フレーバー調査2023(株式会社日本能率協会総合研究所)
構成/こじへい