2023年ももうすぐ終わりを迎えようとしています。皆さんにとって、今年はどんな1年でしたか?
今回の記事では新しい年を迎える前に、アウトドアで餅つきをしながら私(高木はるか)の2023年のツーリングを振り返ってみようと思います。
記事内では、ほぼキャンプギアだけでお餅を作った手順と必要な道具をご紹介しています。キャンプで餅つきに挑戦したい方は、是非チェックしてみてくださいね!
アウトドア餅つきの道具(丸餅4個分)
2023年を振り返る前に、まずはお餅をついておきましょう。キャンプやピクニックなど、アウトドアでもOKな餅つきの方法を考えてみました。必要な道具はこちら!
・もち米 100gほど(半日ほど水に浸けておく)
・すりこぎ
・すり鉢
・ポータブルガスバーナー
・蒸し器用の網(今回はダイソーのメスティン用網+アルミホイルで代用)
・布巾
・クッカー
すり鉢に関しては、ある程度大きいサイズの丈夫な材質の鉢でなければ使いにくいため、普段から台所で使っている焼きものを使用しました。割れ物なので、持ち運びの際は厚手のタオルで包みましょう。
また、上記の他にも餅に味を付けるためのきな粉や砂糖、醤油などがあると美味しく食べられますよ。
アウトドアでお餅をついてみよう!
さっそく作っていきましょう。自宅で練習はしてきたのですが、実を言うとアウトドアでお餅をつくのはこの撮影が初めて。上手くできるかドキドキのスタートです!
「2023年最後の記事なので、がんばります!」
1:もち米の水を切る
半日前から水につけていたもち米は、たっぷり水を吸ってふやけています。水は白く濁ってぬかっぽい臭いが付いているため、蒸す前にしっかり切っておきましょう。
ジッパーバッグの端を少し開けてひっくり返すと、ザルがなくても水だけを残さず捨てることができました。
ちなみに…今回私が使用したジッパーバッグでは、バイクで走行している間に水漏れをしてしまいました。液体を漏らさず持ち運ぶには、より密閉性の高いダブルジッパータイプのフリーザーバッグがおすすめです。
2:クッカーの底に水と網をセットして、蒸し器の用意をする
クッカーにジャストサイズの網がなかったため、今回はアルミホイルを丸めたものを網の両サイドに2つ置いて代わりとしています。
3:水で濡らした布巾を固く絞って蒸し器に広げ、その上にもち米を広げる
4:布巾を畳んでもち米にかぶせたら、クッカーのフタを閉めてバーナーを点火。30分ほど蒸す
時々様子を見て、水を継ぎ足しながら蒸し時間を調節しましょう。もち米に火が通って柔らかくなればOKです。
5:もち米が蒸しあがったら、冷める前にすぐにつき始める
ここからは時間との勝負です。すり鉢にあらかじめお湯を入れて温めておくと、お餅が冷めにくくなるのでおすすめです。
つく際はすり鉢を膝で挟んでしっかりと固定し、すりこぎにお餅がこびりつかないよう、時々水をつけながら叩くようにつきました。
体重をかけても壊れない丈夫なテーブルがある場合は、テーブルに布巾を敷いた上にすり鉢を置き、上から抑えるようにつくとより簡単に作業できますよ。
つき始めはこの通り、お米の形がしっかりと残っていますが…
15分ほどつくと、ねっとりとした質感になりました。
すり鉢とすりこぎを使う場合は、残念ながらもち米の粒が完全になくなるまではつくことができません。
しかし、ビヨ~ンと伸びる様子は既にお餅そのもの。
寄せ集めの道具でここまで作れたならOKということにしましょう!
6:お餅に片栗粉をまぶし、手で丸める
7:きな粉や黒蜜、砂糖など、好きな味付けをすれば…お餅の完成です!
小さいすり鉢でつくため、完成する頃にはお餅は冷めてぬるくなってしまっています。アツアツのお餅が食べたい方は、お雑煮などを作って浸けて食べるとよいかもしれませんね。
さっそく出来立てのお餅を、いただきます!
食べるころには冷めてしまっていたお餅ですが、それでも出来立ては水分量が多くて赤ちゃんの頬っぺたのような柔らかさ。「みよ~ん」と伸びてもち米の甘みが感じられました。
もち米の粒が少し残っていますが、それもご愛敬。つきたての、しかも自分の力だけで作ったお餅をその場で食べるのだから、美味しくないワケがないのです!