法人支出管理サービス「バクラク」などを展開するLayerXは、経理担当者414名、さらに経理以外の従業員409名を対象に「インボイス制度対応と業務時間」に関する調査を実施。
回答結果をグラフにまとめて発表した。
51.2%の経理担当者が「経費精算」の業務時間が増加したと回答
経理担当者414名を対象に、インボイス制度の前後で業務時間がどのように変化したかを聞いたところ、「経費精算」「請求書発行」「請求書受領」「仕訳・記帳」のいずれの業務においても、過半数が増加したと回答した。また、「経費精算」においては、51.2%が増加したと回答している。
次に、業務時間が増加したと回答した人を対象に、業務時間がどの程度変化したかを聞いた上で平均値を算出したところ、インボイス制度開始前と比べて、「経費精算」業務時間は約1.43倍、「請求書発行」は約1.42倍、「請求書受領」は約1.42倍、「仕訳・記帳」は約1.48倍となった。
■インボイス制度対応で最も大変だったことは「請求書の発行処理」
経理担当者414名を対象に、インボイス制度対応において特に大変だった経理関連業務を聞いたところ、1位「請求書の発行処理」(26.8%)、2位「仕訳・記帳(税区分・特例事項の記載)」(24.9%)、3位「従業員への法制度概要と対応業務の依頼・周知・浸透」(21.5%)となった。
各種経理関連業務があるなかでも、従業員に対してインボイス制度を周知する業務が上位に入る結果となっている。
経理以外の従業員では28.0%が「経費精算」の業務時間が増加したと回答
経理以外の従業員409名を対象に、インボイス制度の前後で、「経費精算」の業務時間がどの程度変化したかを聞いたところ、28.0%が増加したと回答した。
■経理以外の従業員、「経費精算」の業務時間は制度前と比べて約1.46倍
「経費精算」の業務時間が増加したと回答した115名を対象に、業務時間がどの程度変化したかを聞いたところ、「1.2倍に増加した」が最も多い回答となった。
次に、「1.3倍増加した」(20.9%)、「1.5倍増加した」(13.0%)と続きます。また、平均値を算出したところ、約1.46倍となっている。
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構成/清水眞希