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NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションは、NPSベンチマーク調査2023ネット証券部門を実施。最もNPSが高いのはSBI証券との結果を発表した。
ネット証券部門のNPSおすすめランキング1位はSBI証券
ネット証券5社のうち、NPSのトップはSBI証券(-5.7ポイント)、2位は楽天証券(-24.2ポイント)、3位は松井証券(-32.2ポイント)となった。業界全体のNPS平均は-30.1ポイント、トップ企業とボトム企業との差は40.7ポイントとなっている。
■業界全体では資産運用に役立つ情報提供や商品の特性等の説明の改善に期待
ネット証券業界全体におけるロイヤルティを醸成する要素としては、「手数料とサービスのバランスの良さ(コストパフォーマンス)」や「取扱商品の豊富さ・魅力」といった項目となった。
また、「マイページやアプリでの取引のしやすさ」、「マイページやアプリでの資産状況の把握のしやすさ」、「他の金融機関との連携の良さ(入出金のしやすさや金利・ポイント優遇など)」もロイヤルティ醸成に寄与する項目となっている。
一方で、ロイヤルティを向上させるために優先的に改善すべき項目としては、「資産運用に役立つ情報提供(世界経済・為替の動き・税制・制度変更等)」や「資産運用に対する期待通りの成果」といった項目が挙げられる。
また、「商品の特性、手数料、リスク等の説明のわかりやすさ」や「企業イメージ・ブランドイメージのよさ」といった項目についても、今後の改善が期待される結果となった。
業界全体のロイヤルティ要因分析(ドライバーチャート)
そんな背景の中、SBI証券は「手数料とサービスのバランスの良さ(コストパフォーマンス)」や、「取扱商品の豊富さ・魅力」に加え、「他の金融機関との連携の良さ(入出金のしやすさや金利・ポイント優遇など)」がロイヤルティに影響を与える結果となり、NPSおすすめランキング1位につながった。
2位の楽天証券は、「資産運用に役立つ情報提供(世界経済・為替の動き・税制等)」や「マイページやアプリでの資産状況の把握のしやすさ」において、3位の松井証券は「企業イメージ・ブランドイメージの良さ」や「お客様に寄り添う姿勢、お客様の声に耳を傾ける姿勢」において高い評価を獲得している。