小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

2022年の世界主要国におけるビール消費量は不安定な世界情勢の中でコロナ禍前の規模まで回復

2023.12.26

キリンホールディングスは、世界各国のビール協会などに対して独自に実施したアンケート調査と最新の海外資料に基づき、計170の世界主要国および各地域における2022年のビール消費量をまとめて発表した。

この調査は1975年分から統計を開始している。

2022年の世界のビール総消費量は約1億9210万kl

2022年の世界のビール総消費量は新型コロナウイルス感染症の影響緩和により、前年から約540万kl(大びん633ml換算で約85億本)増え、約1億9210万kl(前年比2.9%増、大びん633ml換算で約3035億本)となった。

東京ドームをジョッキに見立てると、約155杯分(東京ドーム1杯は約124万kl)に相当する量だ。

1.国別ビール消費量

・中国(前年比1.0%増)が2003年から20年連続で1位となった。
・日本(前年比2.5%増)は2020年まで14年間7位だったが、2021年8位、2022年は10位に入った。
・上位25か国に入っていたウクライナ(前年比25.7%減)だが、2021年18位から2022年27位に順位を大きく落とした。

【解説】
・世界の総消費量は、約1億9,210万kl。新型コロナウイルス感染拡大などの影響を受ける国もあるものの、2021年に続き回復が見られ、前年比2.9%増となった。
・中国(前年比1.0%増)は20年連続で1位となった。その他の主要国を見ると、アメリカ(前年比4.2%減)、ロシア(前年比4.9%減)、イギリス(前年比0.4%減)はダウントレンド。
・2000年から上位25か国に入っていたウクライナ(前年比25.7%減)は、2021年18位から2022年27位に順位を大きく落とした。
・上位10か国でコロナ禍前の2019年(総消費量:約1億9,020万kl)と比較すると、アメリカ(19年比14.4%減)、ドイツ(19年比4.1%減)、イギリス(19年比2.7%減)、日本(19年比11.8%減)がマイナスで着地した。

2.地域別ビール消費量

 

・15年連続トップのアジア(前年比4.9%増)は、ベトナム(前年比27.0%増)、インド(前年比21.6%増)などが増加し、前年増になった。

【解説】
・地域別では、アジア(前年比4.9%増)の構成比が33.9%と、15年連続で1位。
・ 1位のアジア(前年比4.9%増)は、ベトナム(前年比27.0%増)、インド(前年比21.6%増)などが増加し、前年を上回った。
・2位のヨーロッパ(前年比0.8%増)は、ロシア(前年比4.9%減)、ウクライナ(前年比25.7%減)などが減少となるも、ドイツ(前年比3.2%増)、スペイン(前年比7.5%増)などが増加し、前年を上回った。
・3位の中南米(前年比6.2%増)は、ブラジル(前年比3.6%増)、メキシコ(前年比14.5%増)などが増加し、前年を上回った。
・4位の北米(前年比4.0%減)は、アメリカ(前年比4.2%減)、カナダ(前年比2.0%減)がそれぞれ減少し、前年を下回った。

3.国別一人当たりビール消費量

・チェコ共和国が188.5Lで、1993年から30年連続で1位を獲得した。
・上位35か国のうち、前年より消費量が減った国は8か国。
・日本は34.2L、大びん633ml換算で約54.0本(前年+1.5本)と前年増になった。

【解説】
・チェコ共和国は30年連続で1位となった。
・上位35か国では、消費が減った国は8か国。
・アイルランドは2021年15位から、2022年は4位と急伸長している。

 出典
・各国ビール協会などへのアンケート調査 (同社が実施したもの)
・BarthHaas-Report-2022-2023 (BARTH−HAAS GROUP)
・Beer Market Data Extract 2023 (GlobalData Plc)
※調査期間:2022年1~12月
※2013年度以降、調査データ会社を変更したため、過去レポートと数値が合致しないこともある
・2021年、2022年の日本の消費量は株式会社醸造産業新聞社の推計による
※日本の消費量については、ビール、発泡酒、新ジャンルの合計

関連情報
https://www.kirin.co.jp/

構成/清水眞希

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。