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表計算や資料作成に用いられることも多い、MicrosoftのExcelとGoogleのスプレッドシート。基本的な機能は共通している点も多い2つのツールだが、細かな操作方法は異なる点も多い。そのため、普段Excelに使い慣れている人がスプレッドシートを操作しようとすると、不便さを感じてしまうこともあるだろう。「セルの書式設定」も、スプレッドシートで操作に悩んでしまう機能の一つだ。
そこで本記事では、スプレッドシートでセルの書式設定を行う方法をいくつか解説する。ぜひこの機会に、基本的な使い方をチェックしておこう。
スプレッドシートでセル内の数字表示の書式設定を行う方法
まず、スプレッドシートのセルに入力した数字の表示形式を設定する方法を見ていこう。
方法1. 「,(コンマ)」区切り表示
- 数字が入力されているセルを選択する。
2. 上から2段目の、表示形式の詳細設定ツールバー「123」から「数値」を選ぶと、「,」区切りで表示される。
3. 小数点以下の桁数を、「123」の左隣にあるツールバー「.0」「.00」から増減調整する。
ツールバーだけでなく、メニュータブ「表示形式」の中にある「数字」から「数値」を選ぶことも可能だ。
方法2. 日付表示
スプレッドシート で日付の表示方法を設定するやり方は2つある。
【短時間で日付表示を設定する方法】
- 日付を表示させたいセルを、数字を入力した状態で選択する。
2. .ツールバー「表示形式」の上から2段目から、「123」→「日付」を選ぶと、日付形式で表示される。
【日付表示をカスタマイズして設定する方法】
1. 日付を表示させたいセルを、数字が入力された状態で選択する。
2. 表示形式の上から2段目、表示形式の詳細設定ツールバー「123」から「カスタム日時」を選ぶ。
3. 「カスタムの日付と時刻の形式」から、表示させたい年月日の表記を選ぶ。
4. 表示イメージを確認し、良ければ「適用」ボタンを選択すると日付で表示される。
また、ツールバーだけでなく、メニュータブ「表示形式」の中にある「数字」からも「カスタム日時」を選べる。
方法3. 「¥(円)」表示
1. 「¥」を表示させたいセルを数字が入力された状態で選択する。
2. 表示形式の上から2段目、通貨に設定するツールバー「¥」を選ぶと「¥」表記になる。
表示形式の詳細設定ツールバー「123」から「通貨」を選んでも「¥」表示の設定が可能だ。「%(パーセント)」表示も同様に設定できる。
また、 「¥」以外の通貨で表示させたい場合の設定方法は以下の通り。
1.通貨形式で表示させたいセルに数字を入力し、そのセルを選択しておく。
2.上から2段目の、表示形式の詳細設定ツールバー「123」から「カスタム通貨」を選ぶ。
3.「カスタム通貨」から、表示させたい通貨の表記を選ぶ。
4.表示イメージを確認し、良ければ「適用」ボタンを選択すると希望の通貨表記で数値が表示される。
ツールバーだけでなく、メニュータブ「表示形式」の中にある「数字」からも「カスタム通貨」が設定可能だ。
方法4. 時間表示
【簡単に時間表示を設定する方法】
1. 数値を入力したセルを選んでおく。
2. 上から2段目の、表示形式の詳細設定ツールバー「123」から「時間」を選ぶと時間表示する。
メニュータブ「表示形式」の「数字」から「時間」を選んで表示設定することも可能だ。
【時間表示をカスタマイズする方法】
1. 日付を表示させたいセルに数字を入力し、そのセルを選択しておく。
2. 上から2段目の、表示形式の詳細設定ツールバー「123」から「カスタム日時」を選ぶ。
3. 「カスタムの日付と時刻の形式」から、表示させたい時間表示を選ぶ。
4. イメージ確認後、「適用」ボタンを選択すると希望の時間形式で数値が表示される。
また、ツールバーだけでなく、メニュータブ「表示形式」の中にある「数字」からも「カスタム日時」を選べる。
スプレッドシートでセル・テキスト表示の書式設定を行う方法
次に、スプレッドシートのセルの書式設定を活用して、文字列サイズの縮小やセルの罫線を引く方法を解説する。
方法1. テキストのフォントサイズ変更
1. フォントサイズを変更したいテキストが入力されたセルを選んでおく。
2. 上から1段目の、メニュータブ「表示形式」の「フォントサイズ」から希望のフォントサイズを選択するとサイズが変更される。
また、上から2段目にある、フォントサイズを縮小(-)・拡大(+)させるツールバーからも、テキストのフォントサイズが変更できる。
方法2. テキストの装飾
1.装飾したいテキストが入力されているセルを選択する。
2.上から1段目の、メニュータブ「表示形式」の「テキスト」から装飾を表すアルファベットを選ぶと表示が変更される。装飾の種類は、次の通りだ。
B(Bold):テキストを太字にする
I(Italic):テキストを斜体にする
U(Under line):テキストに下線を引く
S(Strike through):テキストに取り消し線を引く
また、上から2段目の、表示形式の詳細設定ツールバーの装飾を表すアルファベットからも、テキストの装飾が可能だ。
方法3. セルの罫線表示
1.枠線を表示させたいセルを選択しておく。
2.上から2段目の、「枠線」ツールバーから希望の枠線を選ぶ。
枠線の色や点線や太字などの枠線のスタイルをカスタマイズしたい場合は、枠線を選択する前に選んでおこう。
方法4. セルの塗りつぶし
1.背景色を塗りたいセルを選んでおく。
2.上から2段目の、バケツマークのツールバー「塗りつぶしの色」から希望の色を選ぶ。
塗りつぶしの色をカスタマイズしたり、設定した条件の場合にセルを塗りつぶす「条件付き書式」を設定したりすることも可能だ。
方法5. セル内のテキストの配置変更
1.配置変更したいテキストが入力されているセルを選ぶ。
2.上から2段目にあるツールバー「水平方向の配置」から、左寄せ、中央寄せ、右寄せのいずれかを選ぶ。
また、テキストの上下の配置方向が気になる場合は、ツールバー「垂直方向の配置」の配置から上・真ん中・下方向のいずれかに変更できる。
※データは2023年12月下旬時点のもの。
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文/編集部