「働き方改革」の一環として推奨されるようになった副業。スキマ時間に取り入れやすいプログラマーに興味がある人も多いのではないだろうか。では、副業プログラマーに求められるプログラミング言語はどのようなものなのだろう。
SalesNowは、国内530万社の企業情報を完全網羅した日本最大級のデータベース「SalesNow DB」より、副業で求められるプログラミング言語ランキングTOP10を発表した。
企業が求めるエンジニア言語ランキングTOP10
■第1位「Java」。
Javaは、1990年代初頭に米国のSun Microsystems社によって開発されたオブジェクト指向プログラミング言語だ。
Javaのモットー「一度書いてしまえば、どこでも実行できる」は、そのコードが異なるプラットフォーム間での移植性を強調している。
Javaは、Androidアプリの開発、ウェブアプリケーション、組み込みシステム、企業向けアプリケーションなど、多岐にわたる分野で使用されている。その人気の理由は、堅牢性、セキュリティ、移植性、そして成熟したエコシステムにある。
また、大規模なプロジェクトや組織において、安定した運用が可能であるため、多くの企業がJavaを採用しているのも特徴。
■第2位「JavaScript」
Javascriptは、ウェブページの動的な振る舞いを実現するためのスクリプト言語だ。1995年の登場以来、フロントエンド開発の中心的な役割を果たしている。
近年では、Node.jsをはじめとしたテクノロジーの登場により、サーバーサイド開発にも使われるようになった。
Javascriptの人気の理由は、その汎用性、フレキシビリティ、そして大規模なコミュニティに支えられた豊富なライブラリやフレームワークにある。これにより、開発者は迅速かつ効率的にウェブアプリケーションを構築することが可能だ。
■第3位「PHP」
PHPは、ウェブアプリケーションのサーバーサイドでの動的なコンテンツ生成を目的として設計されたスクリプト言語。FacebookやWikipediaなど、多くの大規模ウェブサイトがPHPを基盤としている。
PHPの人気の理由は、その学習のしやすさ、コストの効率性、そして豊富なホスティング環境に対応していること。
また、LAMPスタック(Linux, Apache, MySQL, PHP)としての採用が広がり、初心者からプロフェッショナルまでの多くの開発者に支持されている。
■第4位「TypeScript」
TypeScriptは、JavaScriptのスーパーセットとしてMicrosoftによって開発された。静的型付けとクラスベースのオブジェクト指向を提供することで、大規模なプロジェクトでのコードの品質や保守性を向上させる。
その人気の理由は、エラーの早期発見、リファクタリングの簡易さ、そしてJavaScriptとの高い互換性にある。大規模なプロジェクトやチームでの開発において、TypeScriptの採用はコードの品質向上に寄与する。
■第5位「HTML」
HTML(HyperText Markup Language)は、ウェブページの構造を定義するマークアップ言語だ。
テキスト、リンク、画像などのコンテンツの配置や表示を制御するための基盤となる。HTML自体はプログラミング言語とは異なるが、ウェブの基盤となる技術としてその重要性は非常に高い。
その人気の理由は、インターネットの普及に伴い、全てのウェブページの基盤として使用されていることにある。また、学習のしやすさと、CSSやJavaScriptとの組み合わせによる強力な表現力が評価されている。
調査概要
調査期間:2023年7月1日 – 2023年9月30日
※SalesNow DBでは各業界のカテゴリを「メイン業界」「サブ業界」に区分し、今回は「メイン業界」を抽出しランキングを作成。またSalesNow DBでは商業登記や不動産登記、税務署の公示データ、官報公告記事、官公庁企業で公開されている情報や、ホームページやSNSで自ら公開している情報をもとにデータを抽出している。情報の正確さに関して万全を期しているが、情報の全てにおいて保証するものではない。
出典:SalesNow DB
構成/Ara