日経平均株価が3万円を超え、バブル期以来の高値をつけた2023年。約30年ぶりの株高で、好景気に湧いた証券会社の年収はどうなったのだろう。
SalesNowは、日本全国500万社以上の企業情報を網羅した日本最大級のデータベースを誇る「SalesNow DB」において、2023年証券業界平均年収ランキングTOP10を発表した。
2023年証券業界平均年収ランキングTOP10
■第一位「野村ホールディングス」
東京都中央区に本社を置くアジア最大であると同時に世界的影響力を持つ投資銀行・証券持株会社。
東証プライム市場およびニューヨーク証券取引所上場企業であり、日経平均株価およびTOPIX Large70の構成銘柄の一つだ。同社グループは証券業を中心に投資・金融サービスを提供している。
主なサービスには有価証券の売買および売買委託の媒介、有価証券の引受けおよび売出し、有価証券の公募・私募および資産管理などを含んでいる。
■第二位「GMOフィナンシャルホールディングス」
GMOインターネットグループの金融持株会社であり、事業会社として傘下にGMOクリック証券やFXプライムbyGMO、外貨ex byGMO株式会社などを有している。
■第三位「ジャフコグループ」
1973年創業の国内で現存する民間においては最古のベンチャーキャピタル。東証プライムに上場しており、ベンチャー投資及び企業買収を手掛けている日本を代表する投資ファンドの一つ。
また、国内での投資の他、北米(シリコンバレー)、中華人民共和国(北京市、上海市)、台湾、シンガポール、香港に拠点を持ち、グローバルな投資活動も行っている。
■第四位「スパークス・グループ」
投資顧問・資産運用を主業務として1989年に設立された会社。運用するファンドはリッパー・ファンド・アワードにて最優秀運用会社(株式部門)を3年連続で受賞したこともある。
■第五位「マーキュリアホールディングス」
「クロスボーダー」をコンセプトに、国や地域、規制の枠を超えて広がるビジネスチャンスに着目したファンド運営事業を行っている。
成長が期待できる事業や高い収益性が見込める資産でありながらも見過ごされてきた投資機会を捕捉し、それらにファンドを通じて投資を行う。
その他では、第六位は大和証券グループ本社、第七位は岡三証券グループと続く。
調査概要
調査期間:2022年7月 – 2023年7月
※SalesNow DBでは各業界のカテゴリを「メイン業界」「サブ業界」に区分し、今回は「メイン業界」を抽出しランキングを作成している。またSalesNow DBでは商業登記や不動産登記、税務署の公示データ、官報公告記事、官公庁企業で公開されている情報や、ホームページやSNSで自ら公開している情報をもとにデータを抽出している。情報の正確さに関して万全を期しているが、情報の全てにおいて保証するものではない。
出典:SalesNow DB
構成/Ara