自然災害の増加が理由で火災保険料が2024年度から値上げ予定
こうした自然災害の増加を受け、2024年度を目処に火災保険料が改定される見通しだ。その理由は、毎年のように自然災害による被害が全国各地で発生しており、保険金の支払いが増加しているため。
今回の料率の改定は、2014年以降最大となる全国平均で13.0%の引上げとなり、各社の火災保険料に順次反映される見込みだ。
今回の改定は参考純率の引上げだけではなく、これまで全国一律であった火災保険の水災料率が細分化される。水災リスクが最も低い「1等地」から最も高い「5等地」の5つに区分され、水災リスクが高いエリアに住む人は火災保険料が値上げとなる可能性があるため、居住エリアの自然災害リスクを正しく把握して、併せて補償内容について適切な選択や見直しを行なうことが重要だ。
料率改定に先立って、損害保険料率算出機構のウェブサイト上で、居住する市区町村がどの水災等地に分類されるかを検索することができる。
なお、水災等地の区分は永続的なものではなく、今後の自然災害の状況等に合わせて適宜見直しが行われる予定だ。
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構成/清水眞希