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今年6~7月の大雨による住家被害は2万5000件以上、2024年度から自然災害増加で火災保険料が値上げに

2023.12.27

ソニー損保から、2023年に発生した主な自然災害をインフォグラフィック形式でまとめるとともに、2024年度を目処に改定予定の火災保険の解説、自然災害の被害を補償する火災保険についてのレポートが公開された。本稿では、その概要をお伝えしていく。

2023年に発生した自然災害の中でも「大雨」による被害は甚大

近年、日本は地震や台風、大雨、大雪、噴火などを原因とする自然災害の被害が増加している。2019年(令和元年)に東日本を中心に被害をもたらした台風19号は、死者数91名・住家被害9万件以上の被害を記録。

その他、2020年(令和2年) 7月の大雨や、2022年(令和4年)の台風14号・15号など、令和に入ってから規模の大きな自然災害が発生している。

今年(令和5年)発生した主な自然災害を見てみると、5月の1か月間のうちに全国各地で震度5弱以上の地震が6回も発生した。6回のうち最も規模が大きかったのは、石川県の能登半島沖で発生した最大震度6強の地震だ。

台風は例年よりも発生数は少なかったものの、勢力の強い台風が多く発生。9月に発生した台風13号は、関東で局地的な大雨や強風が続き、千葉県や茨城県の地域で避難指示が発令された。

また、鹿児島県の桜島の昭和火口では5年ぶりの噴火を2月に観測。噴火警戒レベル3(入山規制)が続いている。

2023年に発生した自然災害の中でも「大雨」による被害が多かった

今年は全国各地で記録的な大雨が観測された。6月2日〜3日に発生した大雨は多くの被害を記録。6月29日、7月15日にも大雨が発生し、約2か月間で浸水や住家半壊・全壊の被害が2万5000件以上にのぼった。

■6月2日から3日にかけて発生した大雨(人的被害57名、住家被害1万276件)

西日本から東日本の太平洋側を中心に大雨となり、高知県、和歌山県、奈良県、三重県、愛知県、静岡県では線状降水帯が発生。1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降り、1時間の降水量が観測史上1位の値を更新した地点があった。

また、降り始めからの雨量は、東海地方で500ミリを超えたほか、四国地方、近畿地方、関東地方でも400ミリを超え、平年の6月の月降水量の2倍を超えた地点もあった。

■6月28日から発生した大雨(人的被害30名、住家被害8020件)

6月28日から7月16日までの総降水量は大分県、佐賀県、福岡県で1,200ミリを超えたほか、北海道地方、東北地方、山陰および九州北部地方(山口県を含む)で7月の平年の月降水量の2倍を超えた地点があった。

またこの期間は大気の状態が不安定となり、北日本から西日本のところどころで、発達した積乱雲による突風の被害が発生した日があった。

■7月15日から発生した大雨(人的被害6名、住家被害6966件)

東北地方に梅雨前線が停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、前線の活動が活発となり、東北地方の北部を中心に大雨に。

秋田県の複数の地点で、24時間の降水量が観測史上1位の値を更新したほか、総降水量は秋田県の多い所で400ミリを超え、秋田県や青森県では平年の7月の月降水量を大きく上回る記録的な大雨となった。

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