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ラジオとWeb3.0は相性がいい?聴取率がNFTになるJ-WAVEの新たな取り組み【PR】

2023.12.26PR

2023年5月1日、J-WAVE(81.3FM)が新サービス「J-WAVE LISTEN+(以下、リッスン・プラス)」の提供を開始しました。これはラジオの聴取体験にWeb3.0技術を組み込んだサービスで、エントリーしたユーザーは、J-WAVEの放送を聴取した合計時間が月間50時間を超えると、「ロイヤル・リスナー」としてデジタルステッカー(NFT)を獲得することができます。

Web3.0技術によって、ラジオリスナーに今までにない体験を届ける同サービスは、どのように生まれたのでしょうか。立ち上げに関わった「AR三兄弟」として活動する開発者の川田十夢氏、シビラ 株式会社 CEOの藤井隆嗣氏、株式会社 J-WAVEの小向国靖氏、株式会社 電通グループの鈴木淳一氏の4名による座談会を通じて、お伝えします。

NFTによって、ラジオリスナーに新しい体験を届ける

鈴木:まず、私からこのサービスの概要についてご紹介させていただきますね。J-WAVEアプリ、radiko(スマートフォンやパソコンからラジオが聴けるサービス)のアプリ、またはJ-WAVEサイトからラジオを聴いていただき、聴取合計時間が毎月50時間以上になると、ロイヤル・リスナーとして評価され、NFTによるデジタルステッカーを獲得することができます。さらにたくさん聴いていただいた方には、イベントへの応募や賞品と交換できるポイントをプレゼントしたり、番組やイベントと連動したスペシャルな体験をお届けしたりと、ラジオをより楽しんでいただくためのさまざまな仕掛けを企画・実施しています。

J-WAVE LISTEN+は、アプリでラジオを聴いた時間や50時間聴いた証明のデジタルステッカー、聴取傾向の分析結果を確認できる

私は電通グループでWeb3.0をはじめ、さまざまな先端テクノロジーの利活用に関わってきた者としてこのプロジェクトに参画していますが、同時に、J-WAVEのヘビーリスナーでもあります。ファンとして実際に「リッスン・プラス」を利用していて感じるのは、NFTを活用した世界的にも類を見ない先進的なプロジェクトでありながら、ユーザーにとっては全く難しいものではなく、気軽に楽しく使っていただけるところが非常に新しいなと。

では、開発に関わってきた皆さんから、立ち上げの経緯などをお話しいただければと思います。まずは、開発ユニット「AR3兄弟」としてご活躍されている川田さんから、お願いできますか。

株式会社 電通グループ
鈴木 淳一氏
電通イノベーションイニシアティブ(DII)/プロデューサー

川田:私は、J-WAVEの『INNOVATION WORLD』という番組のナビゲーターを務めており、以前からJ-WAVEさんとは番組やイベントにテクノロジーを取り入れた実験的な企画をさまざま行ってきました。今回のサービスは、2022年に開催された「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA2022(以下、イノフェス)」というイベントで、シビラさんと共同で「AR Identity」という実験を行ったのがそもそものスタートです。

「AR Identity」とは、NFTによって、デジタル空間における個人のアイデンティティー情報を現実空間での与信として活用できる仕組みに関する実験です。この時発表したのは、NFTを所有している人がイベント会場という実空間で行動を拡張する実験で、NFTを用いて近くにある電球を触れることなくつけたり、その場に流れている音楽をチューニングしたりできるというものだったんですけど、やってみたらかなりの可能性を秘めている施策だと実感したんです。

ですが、こうした仕組みを活用いただくには、ユーザーにデジタル空間におけるウォレット(NFTなどのデジタル資産を保管する場所)を持ってもらう必要があります。しかしこの手のテクノロジーにはまだ馴染みのない方が多いので、ウォレットを持ってもらうこと自体が結構ハードルが高いということも分かりました。じゃあもっと気軽にウォレットを持ってもらうにはどうすればいいかと考えた時に、NFT配布を会員制サービスのように捉えるといいのでは?という1つの答えに辿り着きました。そんな中、radikoが大きくアップデートされて、リスナーが何を聴いているのか、という聴取データが把握できるようになったこともあり、そこにNFTやウォレットを組み込むという構想が膨らんでいったわけです。

AR三兄弟
川田 十夢氏

藤井:シビラは、「unWallet(アンウォレット)」というウォレットサービスを提供しています。「AR Identity」の実験でも、今回の「リッスン・プラス」でも、当社の技術を活用いただいています。「unWallet」は、従来のウォレットを利用するのに必要だった専門知識や難しい操作を必要とせず、どなたでも簡単に、ウォレットの存在を意識せずにNFTをコレクションすることができます。

シビラ 株式会社
代表取締役CEO 藤井隆嗣氏

専門知識がなくても、気軽に楽しめるWeb3.0サービスに

鈴木:J-WAVEさん側の視点では、「リッスン・プラス」の立ち上げまでにどのようなプロセスがありましたか。

小向:radikoによって精緻な聴取データが把握できるようになったのは2年くらい前なのですが、これを受けてJ-WAVEでは、CDP(Customer Data Platform)ならぬ「CCP(Customer Communication Platform)」を導入しました。CDPが顧客に関する情報を蓄積するためのデータベースであるのに対して、CCPはリスナーとの「コミュニケーション」のためのデータベースですね。ここにradikoの聴取データを格納、分析しています。

加えて、「J-me」というJ-WAVEリスナーの会員サービスがあり、それに登録している約30万人のデータも組み合わせることで、真のヘビーリスナーが浮かび上がってくる。そこで、私たちにとって大切なお客さまであるこの方々に感謝を伝えたいという発想になり、2022年7月に、「リスナーの皆さん、月間100時間以上J-WAVEを聴いたらいいことがありますよ!」と呼び掛けて、「J-WAVE LISTEN CHALLENGE(リッスン・チャレンジ)」という1カ月限定の企画を実施したんです。

ただ、このときはNFTの配布はなく、累計100時間以上の聴取を達成した方にはデジタルコンテンツやオリジナルグッズをプレゼントするのみでした。しかも、聴取証明のために、参加者はJ-WAVEのアプリとradikoのアプリにおいてIDFA(広告用識別子)の追跡を許可しないといけないので、結構ハードルが高かった。それにもかかわらず、エントリーしてくれた3,000人中半数が100時間を達成したんです。「このハードルを乗り越えてきてくれるなら大丈夫」と、実装に向けて本格的に動いていくことになりました。NFTを活用するというアイデアは、その中で生まれたものです。

ただ、NFTによる聴取証明を組み込むのであれば、ユーザーにウォレットを取得してもらう必要があるので、ユーザーにとってはさらに一手間増える。IDFAの設定に加えて、ウォレットの取得、「J-me」の会員登録ということになると、どのくらいの人がやってくれるだろう?というのが懸念点でした。そんなことを考えていた矢先、イノフェスでの取り組みを知り、川田さんに相談して、「リッスン・プラス」の施策が固まっていったわけです。結果、半年で5,000人の参加を目標にしていましたが、1カ月で楽々クリアできました。

株式会社 J-WAVE
小向 国靖氏
取締役デジタル戦略局 / 局長

鈴木:シビラさんにチームに加わっていただいたのは、「unWallet」という素晴らしい技術の存在が大きいですね。特に、NFTを取得すると同時にウォレットも発行される一気通貫型のユーザー動線は魅力的。Web3.0関連の技術は、さまざまなサービスの可能性を広げてくれますが、一方でまだまだ一般のユーザーにとってはハードルが高いものだと思うので、ウォレットなどの存在を意識せず気軽に使えるという点は、「リッスン・プラス」にとって大きな強みになったと思います。

藤井:ありがとうございます。NFTにはパブリックなものとプライベートなものがありますが、特にパブリックチェーンは一般ユーザーが扱うには、まだまだハードルが高いのではないかと思います。理由の1つがやはりウォレットの入手。もう1つは、企業がNFTを発行したりユーザーがNFTを移動させたりするとき、手数料として暗号資産が必要なんですね。でも暗号資産の入手もなかなかハードルが高い。しかも、暗号資産の秘密鍵(資産管理に必要なコード)が分からなくなるとゲームオーバー。その難題を解決できるものとして提供しているのが「unWallet」なんです。小学生にも高齢者にも、NFTを滑らかに届けられる仕組みだと自負しています。

ユーザーに、「行動実績が資産になる」を実感できる体験を届ける

鈴木:実際にサービスの提供を開始して、あらためて「リッスン・プラス」の価値はどのようなところにあると思いますか。

小向:お話ししたように、前身の企画である「J-WAVE LISTEN CHALLENGE(リッスン・チャレンジ)」の時は、聴取データを活用したサービスということは共通していても、NFTの配布は実施しませんでした。ですが、「リッスン・プラス」でNFTを発行するようになって、やっぱり世界は広がりましたね。もともとはJ-WAVEのみで通用する「バーチャルバッジ」というものを発行していたのですが、あくまでJ-WAVEの世界だけで認証されるものなので、そこまでの広がりはなかったとも言えます。それがNFTであれば、さまざまなプラットフォームで活用できるので、一気にワールドワイドになったように感じます。

藤井:確かにそうですね。従来は、特定のプラットフォームの中で閉じているサービスが多くて、J-WAVEさんならJ-WAVEさんだけの世界だったのですが、ユーザー目線で見ると、あるコミュニティーでの実績とそのほかのコミュニティーでの実績を、アプリケーションを横断して確認できるようになるのは大きいですよね。つまり、「リッスン・プラス」で獲得したJ-WAVEのロイヤルカスタマーであるという証明書が、他のプラットフォームでも実績証明として通用する。たとえプラットフォームが変わっても、持っていることが簡単に証明できるのはNFTの魅力です。

実績がある人に対して、例えば「NFTを持っている人はVIPルームに入室できます」といったサービスを提供することもできます。そうなったときに、その資格を得るためにNFTを「売る」「買う」ということが起きてくるでしょう。ユーザー目線でいうと、自分の行動実績が資産になったということです。ただ、現状の「リッスン・プラス」のユーザーは、自分たちがウォレットやNFTを持っているという実感がないユーザーもいると思います。でも、それでいいんです。むしろサービス提供側が、これからの体験を新しい価値あるものに変えてあげることが大切だと思います。

鈴木:そもそも「リッスン・プラス」は、あえてNFTを前面に出していないんですよね。元々ラジオでは、リスナーが番組宛にメッセージを送って、それが放送で紹介されると番組オリジナルのステッカーをもらえる、という風習があります。「リッスン・プラス」において獲得できるNFTを「デジタルステッカー」と呼んでいるのも、このラジオカルチャーの文脈における「ステッカー」という表現でリスナーに届けるためです。

川田:いい翻訳ですよね。ラジオといえばステッカーだから、「デジタルステッカー」って呼んでしまおうと。NFTが分かる人向けに、カッコして(NFT)と書いておけばそれで十分。

鈴木:NFTに関心がある人だけではなく、多くのラジオファンに届けるために、表現を変えることは重要でした。もう1つ注目いただきたいのは、NFTの取得が無料という点。これも、このサービスが多くのリスナーに受け入れられたポイントだったと思います。

それから、「リッスン・プラス」で発行したNFTはパブリックチェーンといって、誰でも自由に参加できるネットワークの中で動いているので、発行者が異なるNFTと同じウォレット内で見ることができるのですが、そうするとウォレット内を見た他の事業者が、「J-WAVEのヘビーリスナーなら自社のサービスにも共感してくれるのでは」ということで、好みに合ったサービスを提供してくれる、そんな可能性も広がるかもしれません。昔は車にラジオのステッカーを貼っている人も多かったので、私はパーキングエリアなどでで「81.3」(J-WAVEの周波数)と書かれているステッカーを貼っている車を見たら「仲間だ」と感じていましたが、今後はWeb3.0の世界でも同じような感覚を持つことができるようになるのではないでしょうか。

ラジオ特有の文化を自然な形でデジタライズできた

鈴木:せっかくですから、本日同席いただいているJ-WAVE局員の皆さんからも所感をいただけるとありがたいです。

宇治: J-WAVEのデジタル戦略局マーケティング部長をしております、宇治と申します。今はさまざまなところで「推し」という言葉がよく使われますが、「リッスン・プラス」によって、リスナーの皆さんがJ-WAVEを推してくれていることを可視化できたことに大きな意味があると感じています。これからサービスをもっと進化させていって、リスナーに恩返ししたいと思っています。

村川:マーケティング部リーダーの村川です。今までも聴取率などのデータを取ることはできたのですが、「リッスン・プラス」によって、リスナーとちゃんとつながれていることがより実感できるようになりました。これはものすごく価値があることだと感じています。

岡崎:岡崎と申します。私は2023年1月に転職してきて、今は宇治や村川と同じマーケティング部に所属し、デジタルマーケティングを担当しています。そもそも転職した背景として、もっと人の行動とか考え方に影響を与えられるようなコンテンツを作りたいという思いがあって、その中でもラジオはリスナーの熱量がすごく高いメディアだなと思って興味を持ちました。加えて「リッスン・プラス」の前身である「リッスン・チャレンジ」のような先進的な取り組みをしていることも、J-WAVEへの入社を決めた1つの理由でした。実際にこのプロジェクトに関わることができて、今日皆さんのお話を聞かせていただき、あらためてラジオの良さを感じましたし、これからもそこを突き詰めていろいろな企画を考えていけたらと思いました。

石川:J-WAVEの関連会社であるJ-WAVE iの石川です。エンジニアをしております。今回のプロジェクトで聴取時間の可視化やNFTの配布ができるようになったことで、今後は外部企業とNFTを通じて連携できる可能性も広がったと思います。これからのラジオを変える、新しい第一歩に貢献できたのかなと勝手ながらうれしく感じています。

リスナーに新たな経験をもたらす「リッスン・プラス」によって、J-WAVEとリスナーがより近い存在に

鈴木:ありがとうございます。では最後に、「リッスン・プラス」を通じて、皆さんにとって気付きになったことなどがあれば教えてください。

小向:川田さんも鈴木さんも以前からラジオがお好きだったということで、楽しんでプロジェクトに参加していただけていることをうれしく感じていますし、1つの化学反応として私自身も楽しんでいます。Web3.0は個々人が主役になる世界。ユーザーも、サービス提供者も“みんなで面白いことやろうよ”っていうことを実現できているのがすごくWeb3.0らしいですよね。

今後、新しい施策ももちろん用意しています。その1つとして、川田さんがMV制作を担当したAile The Shotaさんの楽曲「No Frontier」の初オンエアを「リッスン・プラス」上で聴いた人に、川田さんがナビゲーターを務める番組『INNOVATION WORLD』とコラボしたデジタルステッカー(NFT)を発行しました。これは、川田さんが作った、MVの絵コンテがNFTになったものです。

川田:そもそもラジオはインタラクティブなものだから。ラジオリスナーにとっては「何時間聴いちゃったよ」とか「ラジオでメール読まれた」「番組公式ステッカーもらった」といったことがステータスであり、大きな喜びです。そういうラジオ特有の文化を自然な形でデジタライズできたことにぐっときています。

鈴木:J-WAVEさんは他局に先駆けて90年代からファンのコミュニティー化について試行錯誤してきていて、それが今回のサービスにもつながっています。ファンを喜ばせるためのノウハウが蓄積されているからこそ、うまくいったのだと思います。

藤井:一般的には、新しいテクノロジーを導入するときって、良くも悪くも新しいものへの関心が高くて、歴史が比較的浅いサービスに組み込むもうとすることも多いですよね。歴史やカルチャーがあると、ぶつかるかもしれないから。だけど今回、ラジオという長い歴史と強固なカルチャーを持つものとNFTを掛け合わせても、そういった衝突がなく、「あれ?Web3.0ってラジオカルチャーと相性いいな」「なんでこんなに面白いことばかり起きるんだろう?」と不思議に思っていたんですけど、ここまでお話していて合点がいきました。

川田:確かにそうですね。新しい技術に興味がある人だけで完結させるのではなく、今までデジタルとかテクノロジーに関心のなかった人とサービスを通じてつながれたら、大きなインパクトになると思いますし、生活の中にあるものをどう自然に置き換えていけばいいか、というのは今後新しいテクノロジーを活用したサービスを普及させていく上で大きなポイントになるのではないでしょうか。

「リッスン・プラス」でそれぞれが主役となったリスナーとJ-WAVEから今後どんなワクワクが生まれるのか?

***

NFTやWeb3.0と聞くと、ハードルの高さを感じるかもしれない。しかし、J-WAVEの「リッスン・プラス」はユーザーにとっても、企業にとっても非常にわかりやすい設計になっている。Web3.0元年と言われた2022年から2024年で3年目に突入する。さらなる普及のカギは企業、そしてユーザーの参入にある。こうした背景を踏まえると「リッスン・プラス」の意味は大きいだろう。

※本記事の記載内容は2023年11月取材当時のものになります。

※引用されたデータや状況、人物の所属・役職等は本記事執筆当時のものです。

※こちらの記事はビジネスを成長させる「変革のヒント」をお届けするマーケティング情報サイト「Transformation SHOWCASE」からの転載記事になります。

(C)Transformation Showcase.


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