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職種別の平均年収ランキング、3位弁護士/825万円、2位投資銀行業務/947万円、1位は?

2023.12.24

全年代で前回から平均年収が10万円以上増加!都道府県別ではトップ5を関東エリアが占める

「20代」の平均年収は352万円(昨対+10万円)、「30代」は447万円(昨対+12万円)、「40代」は511万円(昨対+16万円)、「50代以上」は607万円(昨対+11万円)と、全年代で前回から10万円以上増加した。

男女別に見ても、男性は全年代で、女性は20代・40代・50代以上で10万円以上アップしている。

47都道府県のうち、最も平均年収が高かったのは「東京都」(455万円)で、トップ5を関東エリアが占めた。

2022年よりも平均年収が増加したのは43都道府県、変化なしが「徳島県」、減少したのが「香川県」「長崎県」「佐賀県」で、約9割の都道府県でアップしている。

最も増加したのは18万円アップの「秋田県」で、次いで16万円アップの「滋賀県」「鳥取県」であった。

7つのエリア別に見ても、すべてで平均年収は増加している。増加幅が大きい順に、「関西」(昨対+14万円)、「関東」(昨対+13万円)、「東海」(昨対+8万円)、「中国・四国」「九州・沖縄」(昨対+7万円)、「北海道・東北」(昨対+6万円)、「北信越」(昨対+4万円)となった。

調査概要
対象者:2022年9月~2023年8月末までの間に、dodaサービスに登録した20~65歳の男女
雇用形態:正社員
有効回答数:約63万件
※平均年収:手取りではなく支給額
※順位算出:平均年収(万円)の整数で順位づけ

■doda編集長の解説

2018年から2021年までの4年間、平均年収は減少傾向にありました。その後新型コロナの流行を受け、2021年と2022年の平均年収は403万円とさらに減少し、過去5年間で最も低くなりました。

しかし、2022年に日本労働組合総連合会は次年度の春闘で5%程度の賃上げを要求することを決定。2023年度から賃上げを実施する企業が多く見られました。

「doda」が毎月発表している転職求人倍率レポート※1では、求人数・転職求人倍率は月ごとに増減はありつつも、2020年夏以降右肩上がりの傾向にあることが見て取れ、人材獲得競争が激化する中で、好条件の求人が増加していると考えられます。

ただし、「doda」が発表した仕事満足度ランキング2023※2では、「給与・待遇」の指標への満足度を示す点数は仕事内容や労働時間などほかの指標と比べて最も低くなっています。

転職理由ランキング2022※3の1位は「給与が低い・昇給が見込めない」など、さまざまなデータから、平均年収は多くのビジネスパーソンにとって満足のいく水準には達していないと考えられます。昨今の物価高もあり、今後も年収アップは、転職に求める重要な条件の1つとなるでしょう。

※1:転職求人倍率レポート
※2:仕事満足度ランキング
※3:転職理由ランキング

出典元
https://doda.jp/guide/heikin/

構成/Ara

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