今年は新型コロナの5類移行に伴い、各地で花火大会が例年通りに行われた。それぞれの会場ではかつての賑わいが戻った一方、新たな課題が生じているようだ。
駐車場予約アプリ「akippa」を運営するakippaはこのほど、同アプリユーザーを対象に「花火大会の困りごと」に関するアンケートを行いその結果の一部を発表した。
花火大会の困りごとは「交通混雑」と「駐車場」が上位を占める
「花火大会の困りごと」について10の項目で、それぞれ5段階評価をつけてもらった。
最も困っているのは「会場までの交通混雑(4.60)」、ほぼ同数で「帰りの交通混雑(4.59)」となった。このことから花火大会に参加する際の交通混雑が大きなストレスになっていることがわかる。その次に高いのが「駐車場(4.54)」となり、上位3位はいずれも交通に関する項目となった。
一方で、「飲食(2.97)」「会場周辺のスマホ電波状況(3.16)」は比較的低い結果となった。
花火大会へ毎年参加は29.4%、主な交通手段は車がトップ
花火大会に行く頻度を聞いたところ「たまに行く」が58.2%と多数を占めたが、「毎年行く」も29.4%と高い結果となった。「その他」の中には「自宅から見る」「会場に行かず遠くから見る」「渋滞・混雑・駐車場探しが嫌で参加しなくなった」という回答も多くあった。
花火大会参加時の主な交通手段に関しては「車(70.9%)」での参加が最上位になり、次いで「電車(45.2%)」となった。車の利用の割合が多く、その結果として交通混雑が起こるのは避けようがない状況かと推測される。
こちらは、日頃から車に乗る機会のあるakippaユーザーを対象にしたアンケートであることも影響しているかもしれない。