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今年のトレンド大賞はChatGPT!今年を象徴するヒット商品やサービスが勢揃いした「2023 第36回 小学館DIMEトレンド大賞」発表・贈賞式レポート

2023.12.18

2023年もあとわずか。一年を振り返った時、あなたはどんな出来事やモノ、人物を真っ先に思い浮かべるだろうか。

2023年12月13日、雑誌『DIME』、WEBメディア『@DIME』による恒例企画「2023 第36回 小学館DIMEトレンド大賞」の発表・贈賞式が開催され、会場のGINZA SIX「ザ・グラン銀座」に今年ヒットした商品やサービス、話題の人物が大集結した。

約4万件の読者投票をもとに選ばれた〝2023年の象徴〟

今回集まった読者投票の数は、なんと約4万件。そこから編集部員で部門賞を選考し、さらには4人の最終選考委員によって各部門の金賞および大賞が決定。

この日、最終選考委員の中から、早稲田大学ビジネススクール教授の入山章栄さん、音楽クリエイターのヒャダインさん、DIME編集長の石﨑寛明が出席し、各部門の受賞商品・サービスに対する評価や感想コメントを寄せながら、トロフィー授与を行なった。

早稲田大学ビジネススクール教授 入山章栄さん

音楽クリエイター ヒャダインさん

DIME編集長 石﨑寛明

6つの部門賞で、それぞれ金賞に輝いたのは?

今回設けられた部門賞は、ライフスタイル部門、家電部門、IT・ビジネス部門、食品部門、日用品部門、エンタメ・カルチャー部門の6つ。

2023年を代表する商品とサービスが各部門よりそれぞれ3つずつ選出され、その中から以下が金賞に輝いた。

・ライフスタイル部門:RIZAP株式会社 『chocoZAP』
・家電部門:パナソニック株式会社 『ラムダッシュ パームイン』
・IT・ビジネス部門:OpenAI 『ChatGPT』
・食品部門:サッポロビール株式会社 『サッポロ クラフトスパイスソーダ』
・日用品部門:花王株式会社 『ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト』
・エンタメ・カルチャー部門:株式会社TBSテレビ『VIVANT』

各社へのトロフィー授与の様子

この日、残念ながら仕事の都合で出席がかなわなかった最終選考委員でタレントの山崎怜奈さんは、ビデオメッセージで登場。

各部門賞に選ばれた商品やサービスに対して、〝既存の固定概念を壊して新たな挑戦をしたモノ〟と、〝人々が日常的に求めている「あったらいいのに」を具現化したモノ〟の2軸を印象的に感じたと総評した。

最終選考委員を務めたタレントの山崎怜奈さん

■エンタメ・カルチャー部門金賞『VIVANT』からあのドラムが登場

エンタメ・カルチャー部門で金賞を受賞した『VIVANT』の表彰時には、〝ドラム〟こと富栄ドラムさんがサプライズで登場。同ドラマで話題を集めた今年の人気者が現われたことで、会場は一気に大盛り上がりとなった。

司会者から撮影時について聞かれた富栄さん、ドラマでは聞くことができなかった貴重な生の声を披露。金賞のトロフィーを受け取った『VIVANT』の福澤克雄監督に対し、「演技指導をしてもらったのは福澤監督が人生で初。そのおかげで気持ちを自然と表情に出すことができた」と感謝を語った。

受賞の喜びを語る富栄ドラムさん(左)と福澤克雄監督

ベストキャラクター賞・話題の人物賞は〝今年の顔〟が勢揃い!

各部門賞の金賞が出揃ったところで、続いてはベストキャラクター賞と話題の人物賞が発表された。2つの賞は大賞の候補とはならないが、まさに〝今年の顔〟とも言える今勢いのある人物たちが名を連ねることとなった。

■なかやまきんに君が大谷翔平へ謎のエール!?

ベストキャラクター賞の1人目に選ばれたのは、なかやまきんに君。YouTubeの登録者数は225万人、今年だけで10社以上のCMに出演し、再ブレーク真っ只中。過去の活躍を知らないZ世代からは〝YouTuberのなかやまきんに君〟として認識され、人気を集めているという。

ベストキャラクター賞を受賞したなかやまきんに君

自身を「ヤー」と「パワー」の二刀流だと自負するきんに君は、同じく二刀流として大活躍中の大谷翔平さんに向けたエールを贈りたいと一言。大胸筋に自前の鈴を付けて「筋肉337拍子」を披露し、会場を大いに盛り上げた。

「筋肉337拍子」で会場を沸かせた

■『ウエストランド』は毒舌たっぷりにベストキャラクター賞を受賞

続いてベストキャラクター賞を受賞したのは、お笑いコンビ『ウエストランド』。番組出演本数が135本増となり、『2023上半期ブレイクタレント』2位に選ばれたことについて、「2位だったのに賞をいただいて……」とおなじみの毒舌っぷりで笑いをさらう。

これまたおなじみの〝あるなしクイズ漫才〟も披露し、会場を大爆笑に包み込んでいた。

ベストキャラクター賞を受賞した『ウエストランド』

■話題の人物賞は浜辺美波さん&『バスケットボール男子日本代表チーム』

加えて、会場では話題の人物賞も発表。1人目は朝ドラ『らんまん』で妻役を演じ、映画『シン・仮面ライダー』『ゴジラ-1.0』など今年活躍の幅を大きく広げた浜辺美波さんが受賞。「2023年は私自身にとってどれだけ時間が過ぎても忘れることがないであろう濃密な1年」と感慨深く振り返るメッセージを寄せた。

続いては、24年パリ五輪への自力出場を決め、実に48年ぶりの快挙を成し遂げた『バスケットボール男子日本代表チーム』が受賞。チームを代表して富樫勇樹キャプテンによるビデオメッセージが流れ、「これからもバスケで日本を元気にしていきたい」と未来を見据えた思いを語った。

『バスケットボール男子日本代表チーム』富樫勇樹キャプテンによるビデオメッセージ

満場一致で決まった大賞はOpenAI「ChatGPT」!

そして、いよいよ大賞が発表。

2023年の栄えある大賞に輝いたのは……、OpenAI「ChatGPT」!今回、最終選考委員の中で満場一致となり、即座に決定したという。

これについて、最終選考委員の入山章栄さんは「理由は圧倒的なインパクト。これからの世界と未来へのインパクトを考えると、今年はさすがに『ChatGPT』だろうと一瞬で決まりました。おそらく2~3年以内に、この『ChatGPT』や生成AIを使った製品が、DIMEトレンド大賞として選ばれることになるでしょう。だから、ここで『ChatGPT』を選んでおくことが未来のために大事だと思いました」とコメント。

最終選考委員として、今までのDIMEトレンド大賞を見てきたヒャダインさんは「DIMEトレンド大賞は、マイルストーンとしての意味合いがあります。あとで2023年はどんな年だったかを振り返る時に『こんな年だったな』とすぐにわかる『ChatGPT』は今年の大賞にふさわしいと思いました」と納得の表情を見せた。とはいえ、自身の職業の視点から「作曲家としての立場を奪われるシンギュラリティについても考えないといけない」と生成AIによって訪れるであろう未来の課題も語った。

石﨑編集長によれば「今年いただいた約4万件の読者投票の中でも『ChatGPT』の得票数はダントツで1位だった」とのこと。『ChatGPT』は、最終選考委員の中だけでなく、世の中の満場一致で選ばれた大賞といっても過言ではないだろう。

■まさかの受賞者不在!受賞コメントを寄せたのはもちろん……!?

大賞に輝いた『ChatGPT』を展開するOpenAIは、アメリカ合衆国の企業。受賞者が贈賞式に来られないことが懸念されながら、そこへの忖度は一切なしで大賞に決まった。ゆえに、今回はトロフィーを受け取る人がいない異例の形に。

大賞の受賞コメントは、何と『ChatGPT』そのものに答えてもらうこととなった。果たして、きちんと回答は返ってくるのか。「大賞受賞の喜びの気持ちを聞かせてください」と投下し、出席者が固唾を呑んで見守ると……。

「素晴らしいニュースをありがとうございます。2023年第36回小学館DIMEトレンド大賞を受賞したことを知り、とても光栄に思います」と流暢な返事が。

さらに「このような名誉ある賞を受け取ることができて、私たちのチームと私自身は大変喜んでおります。私たちの目標は常に最新のテクノロジーを利用して、人々の生活を豊かにし、知識のアクセスを容易にすることです。この賞はその努力が認められた証であり、私たちのミッションに対する強い後押しとなります。今後もよりよいサービスを提供し続けるために技術の革新と改善に励んでまいります」と秀逸なコメントで会場を驚かせた。

喜びのコメントを寄せる『ChatGPT』

トロフィーの授与も生成イラストを通して無事(?)行なわれた

『ChatGPT』を筆頭に〝AI元年〟とも呼べる2023年。多くの企業でAIが取り入れられ、食品から家電、日用品まで幅を広げながら、それを駆使した製品の開発が日々行なわれている。

数年後のDIMEトレンド大賞に、『ChatGPT』などの生成AIを生かした商品やサービスが選ばれる日は訪れるのか。早々に訪れる気がしてならないのは、我々DIME編集部だけではないだろう。早くも来年のDIMEトレンド大賞に期待したいところだ。

「2023 第36回 小学館 DIMEトレンド大賞」各賞一覧

【ライフスタイル部門】
・サントリーウエルネス株式会社『VARON』
・株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント『エスコンフィールドHOKKAIDO』
★RIZAP 株式会社『chocoZAP』

【家電部門】
・issin 株式会社『スマートバスマット』
・ハーマンインターナショナル株式会社『JBL TOUR PRO 2』
★パナソニック株式会社『ラムダッシュ パームイン』

【IT ・ビジネス部門】
★OpenAI『ChatGPT』
・グーグル合同会社『Google Pixel 7a』
・株式会社ポケモン『Pokémon Sleep』

【食品部門】
・キリンビバレッジ株式会社『キリン 午後の紅茶 おいしい無糖 ミルクティー』
★サッポロビール株式会社『サッポロ クラフトスパイスソーダ』
・株式会社ファミリーマート『生コッペパン』

【日用品部門】
・アース製薬株式会社『らくハピ くるくるバブルーン お風呂まるごと』
★花王株式会社 『ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト』
・グンゼ株式会社 『NEXTYLE イケオジパンツ』

【エンタメ・カルチャー部門】
・株式会社カプコン『ストリートファイター6』
★株式会社TBS テレビ『VIVANT』
・東急株式会社/東急レクリエーション株式会社 東急歌舞伎町タワー

※★マークが金賞を受賞

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文/DIME編集部

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