生前贈与や相続税に関する税制改正について49.8%が「知らない」と回答
2024年1月からの贈与に関する税制改正を前に、YouTubeチャンネル「脱・税理士スガワラくん」を運営する株式会社スガワラくん(税理士・菅原 由一)では、40歳以上75歳未満の2000人を対象に「生前贈与と相続税」についてアンケート調査を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
「2024年1月1日より生前贈与や相続税に関する税制改正が行われることを知っているか?」聞いたところ、49.8%が「知らない」と回答。「聞いたことがある」(34.0%)、「知っている」(12.8%)、「内容まで知っている」(3.5%)となり、認知度の低さが明らかになった。
次に、「相続税を払ったことはあるか?」聞いたところ、「ある」はわずか9.9%だった。
続いて、「生前贈与や贈与税にについて家族で話し合ったことはあるか?」を聞いた。最多は「考えたこともない」(31.5%)、以下「話し合わなければとは思うができていない」(24.2%)、「どうにかなると思っている」(19.2%)、「話し合う人がいない」(17.4%)となり、「どうすべきか話し合い済み」は7.8%に留まった。
年末年始の帰省中、一度家族で話し合ってみるのも良いかもしれない。
次に「生前贈与をした、または受けたことはあるか」を聞いた。77.8%が「どちらもない」と回答して最多となり、以下「贈与を受けたことがある」(11.5%)、「贈与をしたことも受けたこともある」(7.7%)、「贈与したことがある」(3.1%)と続いた。
最後に、「生前贈与について知りたいことはあるか?」聞いたところ、「相続税の節税方法」(36.3%)が最多だった一方で、「何について知りたいかわからない」(31.9%)も同程度の回答があった。
また、「手続き方法」(27.1%)、「税制改正での変更点」(26.4%)、「生前贈与のタイミング・開始時期」(24.1%)も目立つが、「そもそも生前贈与がわかならい」(11.1%)や「関係ない・特にない」(1.2%)という人も1割超いた。
調査概要
調査期間/2023年12月5日
調査手法/インターネット調査
調査対象/40歳以上75歳未満の男女全国
サンプル数/2000人
調査機関/Freeasy