忘年会シーズンの12月を迎えた。新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類に移行してから初となる年末だが、職場での飲み会は復活してきているのだろうか。また、昨今話題になることが多い「飲みニケーション」について、現代のビジネスパーソンはどのような考えを持っているのか。
そんな中ワークポートは、全国のビジネスパーソン621人(20代~40代・男女)を対象に、「飲みニケーション」についてのアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
【忘年会の実施率】今年、職場の忘年会が「ある」45.7%、コロナが明けても5割の職場は開催予定なし
はじめに、対象者全員に今年、職場で忘年会が開かれる予定はあるか聞いたところ、「ある」と回答した人は45.7%と半数をやや下回る結果となった。コロナ禍を経て開催されなくなった忘年会がそのまま復活しないケースも少なくないと考えられる。
【忘年会の参加可否】参加する人が76.8%「参加したくないが行く」人は31.7%を占める
続いて、今年職場で忘年会の開催予定があると回答した人に、参加する予定はあるか聞いたところ、「参加したいので行く」(45.1%)、「参加したくないが行く」(31.7%)とする参加派が76.8%となり、「参加しない」と回答した人が23.2%となった。望んで参加する人が半数近くいる一方で、仕方なしに参加する予定の人も3割ほどいることが明らかになった。
忘年会に参加したくないが行くと回答した人に理由を聞いたところ、「参加・不参加が人事評価に関係する半強制状態だから」(40代・男性・営業)、「参加必須と周知されており、正当な理由がないと休めないから」(30代・女性・医療福祉介護)など、欠席しようにもしづらい状況にあるとする意見が多く挙がった。
また、「できるだけ人間関係を円滑にしたいから」(20代・女性・営業)、「付き合いも仕事のため」(30代・女性・事務)など、参加したくないものの必要ではあると判断して参加する人も少なくないことがわかった。
▼忘年会に参加したくないが行く理由(一部抜粋)
「行かないと上司がうるさいから」(30代・男性・営業)
「管理職という立場上、行かないわけにはいかないため」(40代・男性・医療福祉介護)
「人数が少なく欠席すると目立ってしまうため」(30代・男性・クリエイター)
「面倒だが、普段コミュニケーションをとれない人たちがいるため」(40代・女性・医療福祉介護)
「関わりのある方が大勢参加するため」(20代・女性・営業)