獣医療業界は、慢性的な人材不足による長時間労働や休暇の取りづらさがあるといわれている。長時間労働や休日出勤が多くなり、有給休暇や産前産後休暇、育児休暇が取りづらい労働環境の影響で業界から離れる獣医師もなかにはいるという。
そこで、ペット医療DXをおこなうTYLは、いい獣医の日である11月11日に合わせて「獣医師の働き方に関する意識調査」をおこなったので、結果をお伝えしよう。
獣医師の約6割が人材不足を実感、育児休暇に関しては3人に1人が取りづらいと感じている
獣医師94名に対し、「獣医療業界は人材不足だと感じていますか?」と質問したところ、「はい」と答えた人が57人(60.6%)、「いいえ」と答えた人が37人(39.4%)という結果に。
「はい」と回答した獣医師57名に対し、「獣医療業界の人材不足により、どのようなことに影響があると感じますか?(複数回答可)」と質問したところ、1位長時間労働が増える、2位時間外労働が増える、3位有給休暇が取れないという結果になった。
獣医師94名に対し、「2022年と比較して、長時間労働や時間外労働は減りましたか?」と質問したところ、「はい」と答えた人が37人(39.4%)、「いいえ」と答えた人が57人(60.6%)となった。
また、「2022年と比較して、有給休暇は取りやすくなりましたか?」と尋ねたところ、「はい」と答えた人が34人(36.2%)、「いいえ」と回答した人が60人(63.9%)という結果に。
獣医師94名に対し、「育児休暇を仮に取るとすると、現在の職場は取りやすい環境ですか?」と質問したところ、「はい」と答えた人が33人(35.1%)、「いいえ」と答えた人が35人(37.2%)、「わからない」と答えた人が26人(27.7%)という結果になった。