自由な働き方ができるフリーランス。一方、会計処理やスケジュール管理、取引先とのトラブルへの対応など幅広い業務をこなす必要がある。今年はインボイス制度が導入されたことで、一層忙しくなったというフリーランスの人も多いのではないだろうか。
そこでマーケティングフルサポートは、12月16日の「フリーランスの日」に先駆けて、フリーランスの人を対象に実施した「フリーランスの実態調査」の結果を発表したので、詳細をお伝えしよう。
フリーランスでの現在の年商は300万以下が6割、「インボイス制度」対応状況は「何もしていない」が7割
フリーランスでの現在の年商は300万以下が6割を占め、平均年収(458万円※国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」より)と比べると低い傾向であった。また、今回の回答者の99%が年商1,000万円以下の消費税免税事業者となっている。
インボイス制度への対応状況を聞いたところ、実際には99%の回答者が年商1,000万円以下の免税事業者であるにも関わらず、3割が適格請求書発行事業者になることを選択したことが判明。
この調査では詳細をカバーしていないが、取引先企業からの登録番号の確認や、要請に対応する形で登録したものと思われる。
また、インボイス制度導入後の困りごととして、回答者の1割から、「事務作業が増えた」「相談できる先が見つからない」などの回答があげられていた。