豪華海鮮ランチで大満足!
続いてやってきたのは、海の駅 黒潮 相差店。鳥羽のローカルチェーンで、新鮮な海産物がお腹いっぱい食べられるお店です。
いただいたのは、名物「てんこ盛り海鮮丼」。アツアツのご飯の上に9種類もの新鮮なお刺身が載っていて、見た目も華やか。おまけに車エビは捌きたてホヤホヤで、まだ動いているではないですか……!
食べるのはちょっと勇気がいるけど、プリップリの身は噛むほどに甘くとろけて極上の味。そのほかのお刺身もどれもぶ厚くもっちりとした旨みがあり、自信を持ってオススメできる逸品でした。
その他にもビッグサイズのエビフライや、ワタリガニや白身魚などがたっぷり入ったあら汁など、お腹がはち切れそうになるまで食べて価格は合計2980円。思う存分海の幸を堪能でき、大満足のランチでした。
夕陽と足湯とソフトクリームと…
冬の陽は本当に短く、黒潮から出て県道750号線を走っていると水平線に黄色い光が見えました。夕方が迫っている証拠です。
最後の目的地の「鳥羽マルシェ」を目指して再びパールロードを走っていると、先ほど展望台で見た時よりも標高が下がり、海との距離が近くなってきました。よく見ると、海面にはいかだがたくさん浮かんでいます。
これらは、牡蠣の養殖用のいかだなのだそう。冬に水揚げされる鳥羽の牡蠣は1年かけて育てられ、臭みのない柔らかな身が特徴なんですって!
パールロードの周辺には牡蠣小屋が点々と営業していて、どのお店も「食べ放題」「獲れたて」といった魅力的な看板が並び、週末になると駐車場は満車になります。
鳥羽マルシェはそんな鳥羽・志摩産の牡蠣や魚といった海産物に加え、野菜や果物も含めた鳥羽のグルメをまるっと味わえる産直ショップです。
マグロの心臓やサメの春巻きなど、スーパーにはなかなか並ばない珍味をゲットできるのも産直ならでは。季節のスイーツやビュッフェレストラン、魚丸ごとの姿がならぶ鮮魚コーナーも人気ですよ!
今回私が購入したのは、志摩産のいちご「レッドパール」を使用したソフトクリーム。甘酸っぱいいちごの風味が爽やかで、ペロリといくつでも食べられそうな美味しさです。
冬にソフトクリームが食べられるなんて、温暖な気候の鳥羽だからこそ…というのは間違いありませんが、理由はそれだけではありません。
なんと鳥羽マルシェの前には足湯「泊(とまり)」があり、オーシャンビューを楽しみながら休憩ができるのです!
冬用のライディングパンツをまくり上げるのはちょっと大変ですが、まったりとした時間を過ごすためには足湯がマスト!鳥羽マルシェでオリジナルタオル(100円)の販売もあるので、タオルを持って来ていない方も安心ですよ。
温泉は37.5度とゆっくり浸かりやすい温度で、だんだん傾く太陽とオレンジ色に染まった海、鳥羽の島をめぐる観光船を追いかけるカモメといった景色を眺めていると、時間を忘れちゃいそうになりました。
短い冬の1日でしたが、パールロード、海鮮、ソフトクリーム、温泉、海と鳥羽の名物を5つも堪能できた贅沢なツーリングとなりました。次回は真冬に泊まりがけで、のんびり身と心を温めに来てみようかな!
文/高木はるか
アウトドア系ライター。つよく、しぶとく、たくましくをモットーにバイクとキャンプしてます。 愛車はversys650、クロスカブ110、スーパーカブ90。
高木はるかの記事は下記のサイトから
https://riding-camping-haruka.com
編集/inox.