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【DIMEトレンド大賞2023】公開2か月で1億ユーザーを突破!日本だけで1日763万アクセスを記録した「ChatGPT」

2023.12.26

新型コロナの5類引き下げ決定から始まった2023年。

世間をにぎわせたヒット商品・ヒットコンテンツを振り返り、市場を席巻する商品はどう生まれたのか大分析。

そこから導かれた「ヒットの方程式」を一挙公開する。

2024年以降の爆売れ商品は、この虎の巻から生まれる……!?

【発表番組はコチラ】

【DIMEトレンド大賞2023:IT・ビジネス部門賞・大賞/金賞】
公開2か月で世界1億ユーザーを突破!日本だけでも1日763万アクセスを記録した
OpenAI『ChatGPT』

▪ChatGPTの軌跡
2022年11月 ChatGPT3・5公開
2023年3月 ChatGPT-4公開
2023年5月 スマホに対応
2023年8月 企業用サービス「ChatGPT Enterprise」提供開始
2023年9月 音声と画像を扱うことができる「マルチモーダル」機能を追加
2023年10月 画像生成機能を追加

IT専門調査会社IDC Japanは、2023年度の国内AIの市場規模を、4930億7100万円超と予測。2024年以降も順調に伸長し、2027年には、1兆1034億7700万円に達すると予測する。

〈選考のPOINT〉

山崎怜奈さん
「使い方の工夫でエンタメでも活用シーンが広がっています」
バラエティー番組で『ChatGPT』を使った企画に出演しました。ビジネスシーンだけではなく、エンタメの世界でも可能性が広がっていくと思います。

入山章栄さん
「教育界の常識も変革の潮目を迎えている」
教育現場の活用も進んでいます。私よりいい出題を作成し、学生は私よりいい回答を導き出せます。未来への期待と不安が入り交じった微妙な気分です。

ヒャダインさん
「進化を野放しにせず正しい方向へ導くことも大事」
「ChatGPTがヘンなこといってるよ」なんて笑っていられるのは今のうちだけ。コントロールを誤り、AIに支配される世界にならないように願っています。

編集長・石﨑
「生活のブレーンとしてなくてはならない存在に」
今後は、例えばイベントで、歴史上の人物になったつもりであいさつをしてもらうとか、日常のニッチな部分にまで知恵袋として使われていきそうです。

■ChatGPT登場を分岐点にAIによる社会改革が加速

2023年のトレンド大賞は、選考委員の満場一致で、アメリカOpenAI社のAIチャットボットサービス『ChatGPT』に決定した。

テキスト入力した質問に対して、AIが答えるシンプルなシステムだが、雑談や情報収集、企画・アイデア出し、プログラミング、議事録の要約など、ビジネスにも役立つ様々な回答を引き出すことができる。アクティブユーザー数は、2022年11月30日の公開から3か月で、約1億2300万人を突破。Instagramで2か月、Facebookで10か月かかった、公開からわずか5日で登録者数100万人を達成した。

日本からのアクセス数は1日最高で763万回に達し、世界3位にランクイン。その後のスマホアプリの登場でよりポピュラーな存在になった。選考委員の山崎怜奈さんは、この異次元の人気を「日本人の〝知りたがり欲〟〝説明してほしい欲〟が満たされるサービスにある」と読む。

その一方で、回答の正確さなどの懸念も指摘されているが精度は日々上昇。2023年9月には、音声・画像認識機能の追加を発表し、さらに多岐にわたる自然な対話を実現している。2023年は、『ChatGPT』元年として記憶されていきそうだ。

■『ChatGPT』を活用した事例も続々登場!

●ローンチ1週間で70万アクセス〈アプリ制作〉

「GPTApp」
あったらいいなと思うゲームアプリを30秒で作成し即公開してくれるサービス。予測不能な仕上がりでも楽しませる。

●相談件数2万件〈法律相談〉

「弁護士ドットコム」チャット法律相談
ChatGPTを活用した世界初のAI 法律相談チャットサービス。トラブル解決に向け、誰もが気軽に法務相談ができる。

●3か月で登録者数200万人超え〈LINE会話〉

「AIチャットくん」
『ChatGPT』のAPIを利用したLINE bot。LINEのトークルームを使い、日本語でチャットを楽しめる。画像生成の「AIイラストくん」も人気。

●試験を含めて25都県が導入!〈各行政や自治体〉

ChatGPT導入状況
全体的には東高西低。関東・東北・北陸などでは、正式導入/試験導入中の自治体が増えているが、中部・近畿・四国・九州では、白紙状態の自治体が目立った。
出典:「全国47都道府県庁におけるChatGPT活用状況」ゴートマン合同会社

■「なぜ今年だったのか?」過去5年間の研究からたどる生成AIの奇妙な進化とは

KDDI総合研究所
リサーチフェロー
小林雅一さん
情報セキュリティ大学院大学客員教授。ITやバイオなど先端技術が専門で、著書に『生成AI』(ダイヤモンド社)などがある。

●自発的学習を始めたAIの未来は開発者も予測不能に

 AI(人工知能)という言葉が、アメリカの通称ダートマス会議で提唱されたのは1956年のこと。ようやく、実用化レベルの生成AIに到達する突破口となったのが、2017年にグーグルの研究チームが発表した新しいモデル(予測方式)「Transformer」だ。

「それまでのAIは、画像認識や音声認識といったパターン認識は得意でしたが、人間の話す言葉を理解することや文章を書くことを苦手としていました。『Transformer』が登場したことで、AIが言葉を操る自然言語処理の分野でブレークスルーが起き、『ChatGPT』誕生に結びつきました」(小林雅一さん・以下同)

 ChatGPTのすごさとして、意味をとらえた、自然な文脈があげられる。そこには、「アテンション・メカニズム(注意機構)」と呼ばれる仕組みが用いられている。

「『Transformer』が、文脈を左右する特定の単語に注意を払うことによって実現しています。例えば『Apple』という言葉には、果物の『リンゴ』とIT企業の『アップル』、両方の意味合いがある。その違いを文脈から理解し、果物かIT企業かを判定できるようになった」

 また、ChatGPT-4のアップデートによる回答精度の飛躍的向上にも、「Transformer」がかかわる。

「『Transformer』の規模を大きくしたモデルに、大量の言語データを計算させてトレーニングを行ない、加えて人間が間違いや偏見などの不適切な回答を修正することで、高い精度が得られたと考えます。さらに、人の脳内のシナプス(ニューロンとニューロンの接続部、またはその接続強度)に該当するパラメーターも桁違いに増加しました。噂ですが、GPT-3.5では1750億個だったパラメーター数が、GPT-4では1兆7000億個に増えたそうです」

 ChatGPTには「生物の進化論」と共通する部分もあるという。

「おもしろいのはAIがトレーニングする過程で、いつしかプログラム言語を覚え、画像なども描けるようになったことです。この現象は〝創発〟と呼ばれ、本来は進化論などで用いられるものですが、なぜ起きたかは不明のままです」

 自発的表現も可能になった生成AI。その性能は、AI研究者すら予測できない段階に突入している。

DIME2024年2・3月合併号では「NEXTヒットの作り方」を大特集!

2023年12月発売のDIMEでは「NEXTヒットのつくり方」を大特集!爆売れ商品を分析してわかった”勝利の方程式”を紹介するほか、2024年以降にヒットしそうなモノ・サービスを専門家が予想します。

また、「2023年第36回小学館DIMEトレンド大賞」も発表!これまでにない超豪華特集のこの号、ぜひ書店でお買い求めください!

取材・文/安藤政弘

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