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日本国内のウェルビーイング指標が前年よりも上昇した理由

2023.12.11

働き方改革が推進されているなか、働く人の幸福“Well-being”への関心が高まっている。企業は、“Well-being”を追求することで、生産性向上や離職率の低下のなど様々なメリットが得られるが、今、働いている人たちは仕事に対してどのような意識を持っているのだろうか。

パーソルホールディングスは、公益財団法人Well-being for Planet Earthと共同で、「はたらいて、笑おう。」を一人ひとりが実現できる社会に向け、世界最大の世論調査であるGallup World Pollを通じ、2022年6月~2023年6月、世界142カ国・地域を対象に、第3回目となる「はたらいて、笑おう。」の実現度を測るグローバル調査を実施したので、その結果をお伝えしよう。

第3回「はたらいて、笑おう。」の実現度を測るグローバル調査

本調査では「はたらいて、笑おう。」の実現度を測るために、その状態を「はたらくの体験・評価・自己決定」の3要素に分解したものを「“はたらくWell-being”指標」と定義し、調査を実施。

質問項目は以下の3つ。

Q1. あなたは、日々の仕事に、喜びや楽しみを感じていますか?(はたらくの「体験」)

Q2. 自分の仕事は、人々の生活をより良くすることにつながっていると思いますか?(はたらくの「評価」)

Q3. 自分の仕事や働き方は、多くの選択肢の中から、あなたが選べる状態ですか?(はたらくの「自己決定」)

本調査では、「はたらいて、笑おう。」の状態を示す要素として「喜びや楽しみを感じる=体験」(Q1)と「人々の生活をより良くすることにつながっている=評価」(Q2)の二つを設問に盛り込んだ。

加えて、パーソルグループでは、「はたらいて、笑おう。」の実現には、「はたらくの自己決定」、すなわち多様な選択肢から自律的にキャリア選択することが不可欠と考えており、設問に追加している(Q3)。

■世界の結果

各質問の世界の「はい」回答者割合は、それぞれQ1:0.5pt、Q2:1.1pt、Q3:1.7ptの低下という結果に。

国別には、Q1はエルサルバドル共和国、Q2とQ3はプエルトリコがそれぞれトップに。プエルトリコはQ1でも2位となっている。

■日本の結果

日本の「はい」回答者割合は、それぞれQ1:3.8pt、Q2:6.8pt、Q3:4.1pt上昇し、いずれも世界ランキングの順位がアップした。

Q2の「自分の仕事は、人々の生活をより良くすることにつながっていると思いますか?」(はたらくの「評価」)の「はい」回答割合は世界ランキングで7位となった。Q2について、アジアでは日本は1位となった。

前年までの調査で、「はたらくWell-being指標」とGallup World Pollの他設問との掛け合わせで分析した結果、「仕事への熱意、やりがいなどワークエンゲージメントが高いことと、その人が主観的に感じる「はたらく」の喜び・楽しみの度合いには相関性がある」ことと、「仕事やはたらき方の選択肢が多いことと、その人自身の未来への期待には相関性がある」ことが明らかになった。

調査概要
「はたらいて、笑おう。」グローバル調査
目的:「はたらいて、笑おう。」測定指標の策定、調査、研究
提携:公益財団法人Well-being for Planet Earth
対象:約1,000名/国×142カ国・地域
期間:2022年6月~2023年6月
方法:国際世論調査Gallup World Poll(※3)に「はたらいて、笑おう。」に関する質問を3項目追加

■パーソルホールディングス 代表取締役社長 CEO 和田 孝雄氏のコメント

はたらき方や仕事に対する価値観や意識が大きく変容するなか、一人ひとりが主体的に「はたらく」を描くことがより重要になります。

近年、経済的価値基準であるGDPに加え、社会に生きる一人ひとりが実感できる豊かさを測定する新たな指標としてGDW(Gross Ⅾomestic Well-being)が注目されています。

今回の調査による日本の結果は、「はたらくの体験・評価・自己決定」の全スコアが上昇するなど、昨年に比して大きく改善がみられました。

はたらくことを通してその人が感じる幸せや満足感―“はたらくWell-being”実感が高い人は、そうでない人と比べ、創造性が3倍、生産性が31%高い(※2)ことが知られています。

“はたらくWell-being”の実態を調査し、継続的に改善に向けた取り組みを継続するとともに、実態を注視していくことはGDWを高めていくうえでも極めて重要です。

私たちは本調査の継続実施、調査研究・推進活動を通じ、「“はたらくWell-being”指標」を世界的な共通指標としていき、あらゆる人の「はたらいて、笑おう。」の実現につなげます。

(※2) American Psychological Association, (2005). The Benefits of Frequent Positive Affect: Does Happiness Lead to Success?

関連情報
https://www.persol-group.co.jp/sustainability/well-being/worlddata/

構成/Ara

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