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今年配信されたプレスリリースによく使われた「キーワード」1位は?

2023.12.11

PR TIMESは、同社が運営するプレスリリース配信サービス「PR TIMES」にて、2023年1月1日〜2023年10月31日に発表されたプレスリリース計30万1976件を調査。業界分析と各種ランキングなどを発表した。

キーワードランキング〜下半期イベントが伸びて1位に

PR TIMESではプレスリリース発表の際に、発表企業がプレスリリース内容に関係するキーワードを最大10個登録することができる。2023年1~10月に発表された総計30万1976件のプレスリリースのキーワード登録総数は38万6710種に達したという。

総合ランキングでは2023年の企業活動の潮流を、そして月別ランキング推移からは企業動向の変遷と流行の兆しをキーワードを通して分析している。

2023年総合では、「イベント」が1位、「DX」が2位と続いた。5月8日以降、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に引き下げられたこともあり、企業活動でもリアル開催するイベントも増え、6月以降は月別に見ても「イベント」が1位をキープという結果となった。

同じく上半期で件数が増えた「AI」は後半に少し落ち着いたものの総合で6位と昨年の10位よりランクアップしている。後述する「ChatGPT」や「生成AI」の隆盛にもあるように、今年は「AI」が急進した年と言えるだろう。

そして、「旅行」が17位、「観光」が20位と、「旅行」は2019年以来、「観光」は初のTOP20位入りとなった。そして「インバウンド」が1660件で総合89位(2022年356位)、「夏休み」が7月単月で3位(2022年6位)と関連するキーワードの伸びも見られた。

2023年上昇&注目キーワード〜●●DXは260種超で約100種が新出

2023年配信されたプレスリリースに使用されたキーワードの増加傾向を調査。昨年と比較して特に顕著に増加している上昇キーワードと、今後さらに増加が見込まれる注目キーワードを分析した。

■2023年上昇キーワード/「ChatGPT」・「生成AI」

2023年上半期のキーワードランキングでも注目キーワードとして紹介した「ChatGPT」は、2023年中に3863件のプレスリリースで使用され、総合でも24位となった。

しかし、月別に見ると6月以降で徐々に順位は落ち着き、流行のピークは3〜5月、現在ではビジネスツールの定番の一つとして、活用されていると言える。

一方で後半にかけて件数と順位を伸ばしたのが「生成AI」で、10月には「ChatGPT」を上回る415件(総合28位)となった。

■2023年上昇キーワード/「タイパ」

「タイパ」のキーワード使用は、287件と昨年比28.7倍となった。当初のZ世代内の流行に留まらず、社会全体にその様式に対する需要が高まっているようだ。

プレスリリースでは、簡単に作れるレトルト食品や予約不要のジムなど様々な業種業態で使用されている。消費者行動に起因するキーワードであり、新商品やサービスとの親和性も高く、キーワードの使用件数が増加したと考えられる。

また、「タイパ」流行の元と言われる「Z世代」も2021年367件、2022年962件、2023年1412件と増加しており、「Z世代」が企業トレンドに繋がる流行を生み出す状況が続きそうだ。

■注目キーワード/「●●DX」が多様化、260種超に

2020年にコロナ禍とともに頻出キーワードとなり、2021年には総合1位、2022年総合2位、2023年総合2位と定番キーワードとなった「DX」。

「●●DX」というように、他と組み合わせたワードも誕生している。2023年に業種や職種と組み合わされた「●●DX」のキーワードは266種あり、その内2022年にはなく新出したものは97種に達する。

業種や職種に対してDXをもたらすためのサービスなどの発表が多く、特に自治体や行政に加え、建設、不動産、医療、物流といった産業に向けられたサービス、キーワード件数も上位となった。

社会全体でDXが進む中で、今後も新しいサービスが発表されることが予想される。

■注目キーワード/AIやDXの広がりに伴い期待される「省人化」

「省人化」は、2021年77件、2022年159件、2023年213件と年々その件数を増やしている。また、「人手不足」のキーワードが2021年120件、2022年212件、2023年505件とこの1年でも2倍超に件数を増やしており、キーワードランキングでも上位にランクイン。

「DX」の普及や「AI」の広がりがビジネスにもたらす業務効率化に伴い、「省人化」というキーワードが使用されると予想される。

ビジネスサービスでも訴求しやすく、一般商材に向けても活用が想像できるキーワードであることからも企業発表のトレンドとなることが期待される。

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