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今年7〜9月期のレジャー・外食業界における転職求人倍率は0.74倍、前期から0.1ポイント増

2023.12.11

パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda」から、2023年7〜9月期のレジャー・外食業界の転職求人倍率や転職市場動向をまとめた「業界版doda転職市場動向レポート」が発表された。本稿では、その内容を抜粋してお伝えする。

2023年7〜9月期の概況/レジャー・外食業界の求人数は4期連続で増加

2023年7‐9月期のレジャー・外食業界の転職求人倍率は、0.74倍となり前期差+0.1ポイントとなった(表1)。求人数は前期比109%、前年同期比222%となった。転職希望者数は前期比95%、前年同期比107%だった。

レジャー・外食業界の求人数は、4期連続で増加している(図1)。「旅行・宿泊・レジャー」では、旅行需要の高まりを背景に、旅行代理店で旅行・宿泊の予約対応を行うポジションの求人が増加。

「外食」では、人流回復や訪日外国人客の増加を背景に、これまで控えていた地方への新規出店を加速させる企業が増えている。そのため、各社で採用人数を増やす動きが見られ、求人数増加をけん引していると考えられる。

長期休暇期間は転職活動を控える人も多く、例年7〜8月は転職希望者数が減少傾向にある。今年も同様の動きが見られ、2023年7〜9月期の転職希望者数は前期から減少した。

求人数は増加し、転職希望者は減少したため、転職求人倍率は前期差で上昇した。

転職求人倍率は未だに1倍を切り、一見すると買い手市場のように見えるが、レジャー・外食業界は他業種への転職を希望する人も多いことから、転職求人倍率以上に採用難易度は高く、今後もこの状態が続くと言えるだろう。

2023年7〜9月期の動向/地方出店を加速させる外食業界で「店長職」求人が増加

新型コロナの5類移行や、円安が追い風となり、訪日外国人客数(インバウンド需要)が急速に急増したことから、レジャー・外食業界は業績が回復傾向にある。

こうした背景から、レジャー・外食業界の中で、最も求人数が増加した業種は「旅行・旅行代理業」(前期比118%、前年同期比197%)、次いで「居酒屋・バー」(前期比117%、前年同期比130%)、「ファストフード関連」(前期比110%、前年同期比158%)となっている。

「旅行・旅行代理業」では、旅行需要が急増したことに伴い、旅行代理店で、旅行プランの提案や予約対応を行う「店頭営業」の求人が増加した。

「居酒屋・バー」、「ファストフード関連」では、新型コロナの5類移行後は各地での人流回復に加えて、訪日外国人客も増加し、外食需要は顕著に伸びている。

これにより、コロナ禍で控えていた地方への新規出店を再開させる動きが加速している。そのため、店舗の管理・運営を行う「店長職」の求人が増加した。

2023年1月〜6月に転職した外食業界経験者のうち、92.2%が異業種へ転職

一方で、外食業界は他業界と比較して、不規則な勤務体系や休みを取得しづらい状況から離職率が高い傾向にある。

さらに、転職サービス「doda」のデータから、2023年1月-6月に転職した外食業界経験者のうち、92.2%が異業種へ転職していることが判明した。

一方で、外食業界に未経験で異業種転職した人の割合は、わずか0.59%に留まり、業界を離れる人に対して就業を希望する人が少なく、人材不足が一層深刻化している。

そのため、企業はフレックス制度の導入や、給与水準の引き上げなど、労働環境の改善を積極的に推進するなど、離職防止、業界外からの人材獲得のための取り組みを行なっている。

また、今回求人が増加した「店長職」はコミュニケーションスキルが求められることから、接客経験を有する、業界未経験者の採用にも力を入れている。

今後も、外食需要の高まりを背景に、地方への新規出店は続くと予想されるため、「店長職」のポジションで採用が活発に行なわれる見込みだ。その結果、「店長職」のポジションで求人数は更に増加すると予想できる。

関連情報
https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/

構成/清水眞希

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