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軽自動車好きが多い都道府県TOP3、3位東京、2位と1位は?

2023.12.05

軽自動車好きNo.1の県は?

今回の調査は、全国47都道府県から120人ずつの軽自動車ユーザーを対象に行なった。軽自動車に対する考え方を聞き、都道府県別にランキング化しており、その結果から、地域の特徴や県民性による軽自動車との付き合い方が見えてきた。

■福島県 「軽自動車好き」全国1位の福島県 普通車と比較して軽自動車を選ぶのも全国1位

全国で一番「軽自動車好き」が多いのが福島県。軽自動車ユーザーの82.5%が「軽自動車が好き」と答えている。また、軽自動車を選ぶとき「普通車と軽自動車を比較して、軽自動車に乗りたいと思った」と答えた人が81.7%とこちらも全国1位。福島県民の軽自動車愛があふれる結果となっている。

■栃木県 軽自動車は「生活の役に立つ」「満足している」が全国1位の栃木県。生活の一部としてクルマが使われていることで、ヒヤリハット経験が多いのかも!?

栃木県の軽自動車ユーザーは、90.8%が「軽自動車を購入したことに満足」、99.2%が「軽自動車は生活の役に立つ」と答え、共に全国1位。また、82.5%が「軽自動車を買うことは賢い選択だと思う」と答え、こちらは全国2位。しかしその一方で、「運転中のヒヤリハット経験あり」が89.2%と全国で最も多くなっている。栃木県民は、生活の一部としてクルマを使用している分、ヒヤリハット経験も多くなっていると考えられる。

■東京都 日本の首都・東京都は「軽自動車を買うことは賢い選択」全国1位

日本の首都・東京都は、全国で最も人口が密集し、交通量が多く、さらに細い道が多いことでも知られている。そんな東京都に暮らす軽自動車ユーザーの89.2%は「軽自動車を買うことは賢い選択だと思う」と答えており、全国1位。軽自動車購入時に重視したポイントを聞くと、「乗り降りのしやすさ」(80.8%)や「視界の良さ」(84.2%)が全国3位と、都内の交通状況に適した軽自動車のメリットが評価され、「室内の広さ」(84.2%)も全国2位となっている。

また、東京都の軽自動車ユーザーの77.5%が「軽自動車は性能と価格のバランスが良い」と答え、80.8%が「軽自動車が好き」と答え、共に全国3位となっている。東京都の交通事情にマッチしたクルマとして軽自動車は高く評価され、軽自動車ユーザーの多くがマイカーへの愛着を持っている。

■大阪府 「乗り降り」や「視界」などクルマに関する「こだわり」は全国1位の大阪府

大阪府の軽自動車ユーザーも東京都のユーザーと同様、「乗り降りのしやすさ」(81.7%)や「視界の良さ」(87.5%)を重視して軽自動車を購入しており、共に全国1位。交通量の多い都市部の軽自動車ユーザーにとって、乗り降りのしやすさや視界の良さは外せない条件となっているようだ。

また、現在乗っている軽自動車に「こだわりがある」(53.3%)のも全国1位で、それだけの厳しい目で選んだからか、軽自動車は「生活の役に立つ」と答えた人も99.2%と全国1位で、9割が「購入したことに満足している」(90.0%)と答えている。

■京都府 「見た目」も「居住性」も「安全性」も、厳しくジャッジする京都府民

京都府の軽自動車ユーザーに軽自動車を選ぶ際に重視した点を聞くと、「外観のスタイル・デザイン」(88.3%)、「室内の広さ」(85.0%)、「内装・インテリア」(76.7%)などの見た目から、「乗り心地」(87.5%)や「車内空間の快適性」(87.5%)といった居住性、「走行性能」(83.3%)や「安全装備の充実」(80.0%)などの安全性まで、京都府が全国1位だった。見た目、居住性、安全性といったあらゆる面を購入時にジャッジしている結果となり、もの選びへの強いこだわりが伺える。

■鹿児島県 「価格」重視で選んだマイカーに、全国で最も「愛着を感じる」熱い県

鹿児島県の軽自動車ユーザーは購入時に「価格」を重視した割合が97.5%と全国1位。その一方で、現在乗っている軽自動車に「愛着を感じている」と答えた割合が82.5%と、こちらも全国1位となっている。価格重視で選んだクルマだが、相棒となったらとことん愛着を持って接する、そんな県民性が感じられる結果となった。

軽自動車白書2023 エリア別、軽自動車を選んでよかったエピソード

調査に回答した軽自動車ユーザーがそれぞれの地域で生活する中で、軽自動車を選んでよかった、と感じたエピソードを聞いた。すると、北海道の方からは「雪道での頼もしさ」(男性 31歳)、埼玉県の方からは「狭い駐車場でスムーズに駐車できる」(女性 52歳)など、都心でも地方でも各地の生活環境にフィットする軽自動車の利点が挙げられた。軽自動車は、どんな環境でもどんな使い方でも、使う人の目的に合わせて活用されているようだ。

■北海道・東北エリア 冬の雪道にも頼れる軽自動車

●雪道での頼もしさ(北海道 男性 31歳)
●軽ではあるけど、スキーやスノボも入るし充分。車内が狭いから、暖まるのも早く感じる(山形県 女性 41歳)
●農村部なので車道が狭く対向車とすれ違う際に不安だが、軽自動車なので安心して運転できる(福島県 男性 56歳)
●スキー場に通える(福島県 男性 68歳)

■関東エリア 交通量の多い都会の狭い場所もスイスイの軽自動車

●開発が進んで新しい道路や道路改良工事で道幅が広くなっているところが増えたが、急に細い道になっても軽自動車ならではのコンパクトさと、全方向モニターで確認しながらスイスイ進める(埼玉県 女性 49歳)
●狭い駐車場でスムーズに駐車できること(埼玉県 女性 52歳)
●狭い住宅街での走行も楽に通行できる(埼玉県 男性 54歳)
●商業施設が多いので、軽自動車だと駐車場に必ず軽自動車専用があり、すぐにとめられる(神奈川県 女性 61歳)

■中部エリア 日常も週末も、オンもオフも楽しめる、頼れる軽自動車

●軽自動車でありながら、室内が広いので、スキー板を車内に収容できたり、釣竿をセッティングした状態で収容できたりと、アウトドアに関しては用途が多く便利(山梨県 男性 31歳)
●海の近くで風が強い地域なので、スライドドアが子どもが使っても安全で助かる(愛知県 女性 35歳)
●山奥や住宅地の細い道も通れる(愛知県 女性 57歳)

■近畿エリア 大きな荷物も、狭い道も、楽々の軽自動車

●自転車を積載する際、大きな荷物を購入した際に良かったと感じる(京都府 男性 36歳)
●細い道の多い田舎の街乗りから、やや遠出のレジャーまで、問題なくこなすことができているところ(和歌山県 男性 39歳)
●城下町なので、狭い道が多いが軽だと楽々走れる(滋賀県 男性 59歳)

■中国・四国エリア 生活必需品! 足代わりにぴったりの軽自動車

●草むらや森林の中を移動するときに、特別な準備をせずとも、車を傷つけず通過できるところ(広島県 男性 36歳)
●車がないと不便な場所なので、車が多い分、衝突回避など機能が付いていて助かる(高知県 女性 48歳)
●農機具を積める(島根県 女性 65歳)

■九州エリア でこぼこの坂道もぐねぐねの農道も、選んで正解!軽自動車

●狭い道や農道が多い地域なので、小回りが利いて車幅もコンパクトなので離合やUターンもしやすい(佐賀県 男性 38歳)
●降灰の汚れが目立ちにくい、坂の多い団地なので車体が軽くて運転しやすい(鹿児島県 女性 49歳)
●公共交通機関が不便な県、狭い駐車場での取り回しがしやすい。選んでよかった(宮崎県 女性 58歳)

【「軽自動車白書2023」調査概要】
・実施時期:2023年9月25日(月)~10月3日(火)
・調査手法:インターネット調査
・調査対象:18歳~69歳の運転頻度月1回以上の軽自動車ユーザー男女5,640人
・調査委託先:マクロミル ★構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある。

関連情報:https://www.honda.co.jp/Nbox/

構成/土屋嘉久

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