DXしたい業務は「記録管理」、DXで生まれた時間は「訪問件数を増やしたい」「より良いケアに充てたい」などポジティブな声が多数
現在よりも業務のDX・デジタル化が進んでほしいと思うか尋ねたところ、「とても思う」と「やや思う」が合わせて78.2%で、約8割が職場のDX化を望んでいることがわかった。
■DX・デジタル化が進んでほしい理由/一部抜粋
・30代 男性:シフト管理や利用者様のアセスメント評価がまだアナログな部分が多い為に、もっとAIを活用した管理に移行すると人為的なミスも少なくなり効率化が進むと思う
・40代 男性:タイムリーな情報利用
・40代 女性:時間のロスがなくなり、件数が増える
・40代 女性:看護の質を高めたい
業務のDX・デジタル化により、どんなことを期待するか尋ねたところ、「記録業務の効率化」が60.3%で最も多く、「一人あたりの負担の軽減」が52.6%、「現場間の無駄な移動時間の削減」が48.7%と続いた。
■業務効率化で生まれた時間の希望用途/一部抜粋
・40代 女性:訪問件数を増やしたり、利用者のより良いケアに充てたい
・30代 男性:利用者さんのニーズに合わせた対応が出来るように、有益な情報を集め、多職種間と連携を深めて利用者により良い看護を提供したい
・40代 女性:スタッフ間の業務のクオリティのばらつきを平坦化するためのマニュアル作成
・40代 女性:研修やスキルアップの為の勉強など
・30代 女性:営業活動
・40代 男性:残業時間削減
■利用者さんのケアにあたり、危険を感じること/一部抜粋
・40代 女性:猛暑の中での体調管理。特に独居の高齢者は、冷房をつけない、暖房と間違えているなど、危険を感じる
・30代 女性:認知症の独居の室内環境調整不足
・30代 男性:大柄な利用者さんを一人で支えきれず危険を感じた
・40代 男性:精神症状による危険行為
・60代 男性:独居老人が低血糖で動けなくなっていた
調査概要
調査名称:訪問看護・介護の職場DXについてのアンケート
調査機関:Freeasy、クラウドワークス
調査対象:訪問看護師、訪問介護士
調査方法: Webアンケート
調査日:2023年10月23日〜2023年11月5日
有効回答数:78件
※各回答項目の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります
※CareMaker調べ
構成/Ara