子どもに関する取り決めは「口頭」がおよそ3割、子どもにどのように離婚を伝えた?
「離婚の際、お子さんに関する取り決めはどのように行いましたか?」と質問したところ、『口頭(29.1%)』と回答した人が最も多く、次いで『行っていない(28.7%)』『調停証書(19.5%)』『離婚協議書(13.0%)』『非公式の書面(6.6%)』と続いた。
口頭で行った人と、そもそも行っていないという人がそれぞれおよそ3割いることも明らかに。
子どもに関する内容はデリケートな問題であり、互いがきちんと納得していなければ離婚後のトラブルの原因になりかねない。トラブルを回避するためには、きちんと公式の書面に残すことが重要ではないだろうか。
では、子どもにはどのように離婚を伝えたのか。寄せられたコメントを紹介しよう。
■お子さんにはどのように離婚を伝えましたか?具体的に教えてください
・子供が5歳だったが、離婚するのでお父さんとは会えなくなるとはっきり伝えた(50代/女性/東京都)
・まだ小さかったため特に説明はしていない (50代/女性/東京都)
・大学生だったので率直に話した(50代/男性/大阪府)
・小学生低学年で詳しいことは理解できないと思い、別々に暮らすことになったが会いたい時に会えるよと伝えた(50代/男性/愛知県)
子どもが小さい時期は、まだ理解ができないとして離婚を伝えなかったという回答が複数見られる。一方、子どもが大きい場合は離婚することを率直に伝えたという回答が多く見られた。
では、離婚を子どもに伝えた人は、離婚後の生活について子どもに希望や意見を聞いたのだろうか。
「離婚後の生活についてお子さんの希望や意見を聞きましたか?」と質問したところ、4割以上の人が『はい(43.1%)』と回答した。離婚を理解できる年齢の子どもには、意見を聞く人が多いようだ。
子どもがどちらの親とどこで住みたいかなどの意思を尊重したいと考える親が多いと推測できる。