小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

財務指標ごとにピックアップ!中国不動産業界の危ない企業ランキング

2023.11.30

法人会員向けに与信管理クラウドサービスを提供するリスクモンスターから中国不動産業 危ない企業ランキング」が発表された。

2021年、中国を代表する不動産グループである「恒大グループ」が債務不履行(デフォルト)に陥り、中国国内のみならず、世界中に衝撃を与えた。中国の経済成長の約4分の1を不動産分野が支えていると言われている中で、同グループに続いて中国国内の不動産業者で債務不履行が発生している。

そこで今回、リスクモンスターでは中国不動産業における危ない企業、つまりは倒産に至りそうな企業についてランキングを作成。2023年上半期で不動産業の売上業績TOP50にランクインした企業の中で、2022年12月期の財務情報を確認できた39社を評価している。

なお、今回の調査対象である39社は、中国の不動産業法人数169万1912社(2022年3月時点)のうち、売上高上位約2%に属する企業になる。

(1)収益性部門〜増減益率は調査対象39社のうち26社において前年度を下回っている

純利益率では、8社において効率的な利益創出ができずに赤字計上となっている。ワースト1位の「合景泰富集團控股有限公司」(▲73.16%)では売上高の7割を超える赤字額となっており、2位「金科地产集团股份有限公司」(▲43.19%)と、30ポイント近い差が生じている。(表1)

2022年12月期の純利益と2021年12月期の純利益と比較した増減益率では、調査対象39社のうち26社において前年度を下回っていることから、不動産業の収益性は悪化傾向にある様子が推察できる。

ワーストランキングの上位7社は、黒字決算から赤字決算に転落したことで増減益率が▲100%以上となっており、ワースト1位の「合景泰富集團控股有限公司」では、2021年12月期純利益額の4倍近い赤字を計上している。

連続での赤字計上や急激な大幅赤字への転落は、安全性や資金繰りに与える影響が大きく、倒産の懸念も高まるため、取引には一層の注意が必要だ。(表2)

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。