狭いと感じる家の広さは平均46.5平米
自身の家を狭いと感じている人の広さは、平均46.5平米だった。ただし同じ広さでも、一緒に住んでいる人数によって、狭いか広いかの感じ方は変わってくる。
例えば国土交通省では、「一人暮らしだと最低限25平米必要で、ゆったり暮らすなら40~55平米」としている。つまり「2人世帯だと最低30平米、ゆったりなら55~75平米」「3人なら最低35~40平米、ゆったりなら65~100平米」となる。
また同じ家賃・価格でも、都市部だと家は狭くなり、郊外だと広くなる傾向がある。「周囲の家と比べて狭いか広いか」も、自宅の広さをどう評価するかに関わってくると考えられるだろう。
狭い家を広く感じさせる工夫は「物を増やさない」
狭い家に住む人に聞いた「狭い家を広く感じさせる工夫」の1位は「物を増やさない(219人)だった。2位は「整理整頓と収納(86人)」であることから、物が少なければ、収納も整理整頓もしやすくなり、室内の圧迫感も減るということか。
また、3位「大きな家具を置かない(79人)」、6位「家具の色やデザインを工夫する」のように、単純に数を減らすだけではなく、物(家具・家電)の大きさやデザインに注意している人もいた。
寄せられた回答者コメントは以下のとおり。
<1位 物を増やさない>
・できる限り要らない物を捨てる(20代 男性)
・家具や家電は最低限しか置かない(30代 女性)
・まずは物理的に持ち物を減らしています(50代 女性)
<2位 整理整頓と収納>
・なるべく押入れなどに物を入れて、視界に入る物を減らす(20代 男性)
・収納に物を押し込んで部屋を広く使う(30代 女性)
・テーブルや作業台・デスクなどの上だけでも、常に何もない状態にしておく。何か取り出して作業するときに動きやすくて広く感じる(40代 男性)
<3位 大きな家具を置かない>
・ベッドはスモールシングルサイズにし、ソファも小さいサイズにした(20代 女性)
・ベットを持たず、布団を使用(30代 女性)
・置いている家具はなるべく低い物にして、空間を広く見せている(50代 男性)
調査概要
調査対象/狭い家に居住する人
調査期間/2023年10月28日~11月10日
調査機関/自社調査
調査方法/インターネットによる任意回答
有効回答数/502人(女性320人/男性182人)
回答者の年代/10代 1.2%/20代 19.9%/30代 36.8%/40代 27.5%/50代 11.0%/60代以上 3.6%
関連情報
https://wakeari-hikaku.com/48033/
構成/清水眞希