「Galaxy Z」シリーズや「Google Pixel Fold」など、折りたたみスマートフォンが続々と登場しています。
折りたたみスマートフォンは、コンパクトに持ち運べる縦折り型、大画面を一般的なスマートフォンサイズで持ち運べる横折り型に大別されますが、縦折り型は15万円前後、横折り型は25万円前後と、販売価格が高いモデルが多いのがネック。新しいデバイスに興味を持っていても、なかなか手を出せなかった……という人も多いのではないでしょうか。
そんな中、老舗携帯電話メーカーであるモトローラの最新機種「motorola razr 40」は、公式ストアでの販売価格が12万5800円、MVNO事業者としては独占販売をするIIJ mioでは、セール価格が9万5800円、MNP価格が7万9800円と、これまでの折りたたみスマートフォンとは一線を画す販売価格が魅力。ちなみに、MNOとしてはソフトバンクが「motorola razr 40s」として、独占販売。一括価格が9万9680円となります。
本記事では、製品発表会にて紹介されたmotorola razr 40の特徴について、実機の写真とともに紹介していきます。
1.5型のサブディスプレイでは何ができる?
motorola razr 40は、日本で2023年8月に発売されている「motorola razr 40 ultra」の下位モデルという位置づけ。motorola razr 40 ultraや、2023年9月に発売された「Galaxy Z Flip5」と比べるとサイズは小さいものの、ボディ外側に1.5インチのサブディスプレイが搭載されているのが特徴です。
motorola razr 40 ultraやGalaxy Z Flip5には3インチ以上のサブディスプレイが搭載されており、対応しているアプリを動かせるのが特徴。折りたたんだままでできる操作が多いため、コンパクトなサブディスプレイと、大画面のメインディスプレイといった切り替えができます。
一方、motorola razr 40のサブディスプレイは1.5インチの〝小窓〟のようなイメージで、通知のチェックや天気予報のチェック、アラームの設定といった操作が可能。サブディスプレイを使って、セルフィの撮影も行えます。自由に角度の調節ができるフレックスビュースタイルになっているため、カメラの角度を調節しやすいのも魅力でしょう。基本的には、サブディスプレイを経由して情報を確認し、本格的な操作はメインディスプレイにて行うイメージになります。
できる操作の豊富さという意味では、motorola razr 40 ultraやGalaxy Z Flip5に分があるものの、サブディスプレイからのちょっとしたコントロール、通知のチェックができるのは、やはり便利。メインディスプレイを点灯しなくて済むため、バッテリーの消耗を抑える効果も見込めます。折りたたんで運べる利便性や販売価格を踏まえて考えれば、〝折りたたみスマートフォンの入門機〟としても、十分おすすめできる製品だと感じています。