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「ブレーンストーミング」の目的とは?成功させるための4原則とルールの作り方、効果的なやり方

2023.12.07

ビジネスシーンで使われることが多い『ブレーンストーミング』は、どのような手法なのでしょうか?言葉の意味や目的を解説します。ブレーンストーミングを行うメリットとデメリット、4原則と呼ばれるルールも確認しましょう。実施する流れについても紹介します。

ブレーンストーミングとは?

会議やクリエイティブな場面でよく使われる『ブレーンストーミング』とは、どのような手法なのでしょうか?基本的な概念と、行う目的を解説します。

■アイデアを生み出すための集団発想法

ブレーンストーミングは、複数人が集まりアイデアを出し合う発想法です。日本では英語の『Brainstorming』を縮めて『BS法』や『ブレスト』とも呼ばれています。

発案者であるアレックス・F・オズボーンは、アメリカの広告会社BBDOの共同創業者の1人としても知られています。アメリカ有数の広告会社として知られる同社の会議でも、古くから使われている手法です。

1950年代にはオズボーンの著書によって考え方が広く知られるようになり、世界中に広まっています。現代ではオズボーンが提唱した考え方やルールを基に、さまざまな会議やクリエイティブな分野で幅広く用いられている発想法です。

■ブレーンストーミングの目的

ブレーンストーミングの最終的な目的は、問題解決・課題解決です。特にビジネスで問題が発生した場合には、打開策を早急に見つけなければなりません。

短時間で多くのアイデアを集められるブレーンストーミングは、問題を素早く解決する手法として有効です。チームメンバーがリラックスした状態で、自由に発案する目的でもよく使われます。

堅苦しい会議では生み出せないような、創造性の高いアイデアも集まるでしょう。集まったアイデアをまとめ、昇華できれば、さらに素晴らしい提案にもつながります。

ブレーンストーミングのメリット・デメリット

ブレーンストーミングには、メリットとデメリットがあります。特徴を理解した上で、問題解決やアイデア出しのサポート手段として取り入れましょう。主なメリット・デメリットを紹介します。

■斬新なアイデアが生まれることも

ブレーンストーミングでは、原則的にどのようなアイデアでも受け入れます。一般的な会議では提案しにくい斬新なアイデアが発見できるのは、大きなメリットです。

他者の考えを知り、自分のアイデアと組み合わせると、1人では考えつかないような発見もできます。今まで打開策が見つからなかった経営課題やトラブルであっても、視点を変えれば解決策が見つかりやすくなるでしょう。

批判や威圧がなく、チームの一体感を高める上でも役立つ手法です。参加者は短時間で多くのアイデアを生み出す必要があり、今後の成長にもつながります。

■意見がまとまらない可能性も

ブレーンストーミングのデメリットは、必ずしも素晴らしい提案や打開策が生まれるわけではないという点です。複数人で集まってアイデアを出し合ったとしても、似たような提案や質の低い意見ばかりが出てくる可能性があります。いくら話し合っても課題が解決されないのでは、適切な手段とはいえません。

また、短時間で集まった大量の意見をどう活用するのかという点も問題です。どの意見を採用するべきか話し合うには、さらに時間がかかるでしょう。

有用なアイデアを生み出す実力がある人材がリーダーシップを発揮すれば、ブレーンストーミングよりも素早く的確に問題解決を図れる可能性もあります。

ブレーンストーミングの4原則

基本的なルールを理解しておくと、ブレーンストーミングでの失敗が少なくなります。ルールは議題や目的によって多少変化しますが、基本の4原則といわれる内容を確認しましょう。

■アイデアを批評しない

ブレーンストーミングでは、アイデアを数多く出すため、自由に発言できる場を設けるのが重要です。基本ルールとして、出された意見に対して『批判厳禁』が掲げられています。批判された相手や周囲の人が萎縮してしまうと、数多くのアイデアは集まりません。どのような意見であっても、歓迎しましょう。

状況によっては評価もNGです。褒められる人と褒められない人がいれば、自然と批判したときと同じような状況が発生します。評価を気にして、自由に意見を出せなくなるのでは本末転倒です。

できるだけフラットに意見を集めるには、全員を同じテンションで評価するか、批評自体をしないという選択肢になるでしょう。

■アイデアは質より量

ブレーンストーミングでは、多くのアイデアを集めるのが重要です。じっくり考え抜いた素晴らしいアイデアだけを求めているわけではありません。

くだらないと思えるアイデアであっても、複数を組み合わせると新しい視点が生まれます。質にはこだわらず、多くの意見を募りましょう。

多くのアイデアを出しているうちに、誰かが魅力的な案を思い付く可能性もあります。量を意識するのは、質を高めるためでもあるのです。

■自由にアイデアを出すことが大切

自由な発言を受け入れるのも、基本的なルールです。前例がないアイデアや常識的に受け入れにくい提案も、歓迎しましょう。

斬新な提案は、これまでにない視点で問題解決を図るチャンスです。周囲の目や反応を気にして、発言ができなくなってしまうとチャンスが失われます。

価値のあるアイデアを生み出すには、奇抜なアイデアであっても萎縮せずに発言し、相手の意見も受け入れることが大切です。

■アイデアをまとめる

ブレーンストーミングの本質は、アイデアを集めるだけではありません。集まったアイデアをまとめ、問題を解決するための案につなげる意識が重要です。集まったアイデアを組み合わせ、場合によっては分解し、新しいものを作り上げます。

単に個別にアイデアを出すだけであれば、会議を開かず指示を出すだけでも問題はありません。複数で集まり、議論を重ねてよりよいアイデアや打開策を見つけるのがポイントです。

ブレーンストーミング中は、他者のアイデアから想起された提案を積極的に行うよう心掛けるとよいでしょう。会議を続けながら、共有されたアイデアを新しい形に発展できます。

ブレーンストーミングの方法

会議や話し合いの場でブレーンストーミングを行うには、どうすればよいのでしょうか?まずは、話し合いがスムーズに進むよう、準備をしなければなりません。進め方や終了後のポイントを紹介します。

■司会進行役を決める

ブレーンストーミングを行うときは、司会や書記といった役割を事前に決めておき、流れに従って進行するのがおすすめです。

司会は、参加者がアイデアを出しやすいよう、周囲への声掛けや進行を担当します。全員が適当に自分のアイデアを話し始めるよりも、司会が声を掛けて進行する方が、幅広い意見が集まるでしょう。書記がいれば、司会は進行に集中できます。

全員の話を聞きながら、どの案を組み合わせて最終的な結論を導き出すのか、司会が主なリーダー役となって会議を進めるのが基本です。全員の意見をまとめ上げ、ときには話を聞き出す役割を担うため、なるべくコミュニケーション能力に長けた人材を選ぶ方がよいでしょう。

■目的を設定する

ブレーンストーミングを始める前に、テーマや目的を決め、参加者全員に周知します。なるべく早い段階で周知ができていれば考える余裕が生まれ、多くのアイデアが集まる可能性が高いでしょう。

目的が共有されていれば本筋からずれた議論は出にくく、収拾がつかないほど話が広がっていく事態も避けられます。別の話題が出てしまった場合でも、司会の判断で最初の議題への誘導も可能です。

短時間で一定の成果を上げるには、目的を数値化するのが適切です。例えば、最低でも100個のアイデアを時間内に出すと決めておけば、アイデアが集まらずに困ることもありません。

できれば、テーマとして設定する目的も数値化するとアイデアを出しやすくなります。『売り上げ20%アップを実現する方法』『コスト5%削減のための提案』など、客観的な案を出せるテーマを設定しましょう。

■実行に移すアイデアを選ぶ

会議の終了後は、アイデアを整理して実行に移すものを選びます。集まったアイデアには新たな案を生み出す役割はあるものの、全てが実行できるレベルに達しているわけではありません。

重要な課題解決に関わる場合、決定権のあるリーダーや専門家に最終判断を一任するのが一般的です。アイデアの数が多すぎる場合は、魅力的な案を選別するために多数決を採るケースもあります。

それぞれの案の期待値を探り、一定以上の成果が出るものだけを絞り込むのも効果的です。決定を主導するリーダーがいないときは、実行する案を複数人で話し合った上で、誰がどうやって提案を形にするのか決めていきます。

ブレーンストーミングを成功させるには

問題解決やアイデアの創出を目的としているなら、ただアイデアを出すだけではうまくいかないケースもあります。ブレーンストーミングを活用し、問題解決やアイデア創出を成功させるためのコツを把握しておきましょう。

■多様性のある人選をする

関係者全員がブレーンストーミングに参加するのでなければ、人選を考えるのも成功のコツといえます。参加者を集める際は、議論が発展しやすいように多様性を意識しましょう。役職・性格・担当職務など、属性が同じ人ばかりを集めるとアイデアの質も偏ります。

ただし、ビジネスでは意見を出しやすいグループ構成を心掛けるのも重要です。上司や幹部と同じグループで自由に意見を出してよいとなっても、立場の低い人は正直な提案をしにくいと感じる可能性があります。

多様性を意識した上で、意見を出しやすい環境を整えるには、少人数かつ複数のグループに分かれて話し合うといった対策も必要です。

■制限時間を設定する

アイデアを出し続けるのは、想像以上に疲れや集中力の低下を招きます。集中力が途切れないよう、アイデア出しの時間は短く設定するのがポイントです。

明確なルールはありませんが、数十分程度が望ましいでしょう。長時間続けていると、似たような意見しか出なくなり、ネタ切れを起こして議論が進まない可能性もあります。

短時間に設定する分、アイデアをいくつか事前に考えてきてもらう、進行を手早く進めるなど、よりアイデアを出しやすくする工夫を心掛けましょう。たとえ会議の後にすぐ結論を出さなければならないとしても、休憩を挟んで集中力を回復させる時間は必要です。

文/編集部

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