約4割が「動画広告の中で調査データを活用」
「Q7.あなたは、動画広告の中で調査データを活用したことはありますか」(n=183)と聞いたところ、「ある」が39.3%、「ない」が47.0%という回答が得られた。
■調査データの活用による効果、「数値で可視化することで説得力が増す」
Q7で「ある」と回答した人に、「Q8.動画広告の中で調査データを活用したことによる効果を教えてください(複数回答)」(n=72)と質問したところ、「数値で可視化することで説得力が増す」が36.1%、「信頼性・信憑性を感じさせることができる」が33.3%、「調査結果がそのまま広告の訴求につながる」が26.4%という回答が得られた。
■調査データを活用したことがない企業の54.6%が「動画広告への調査データの活用」に興味
Q7で「ない」と回答した人に、「Q9.動画広告の中に調査データを活用したいと思いますか」(n=86)と質問したところ、「非常にそう思う」が15.1%、「ややそう思う」が39.5%という回答となった。
■調査データを活用したいと思う理由、「信頼性・信憑性を感じさせることができるから」
Q9で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、「Q10.調査データを活用したいと思う理由を教えてください(複数回答)」(n=47)と質問。
その結果、「信頼性・信憑性を感じさせることができるから」が61.7%、「調査結果がそのまま広告の訴求につながるから」が38.3%、「内容に共感され、好感を持たれることができるから」が31.9%という回答順になった。
調査結果まとめ
まず広告運用担当者の9割以上が、動画広告を活用する企業が多くなってきたと感じていることがわかった。
動画広告を活用している媒体としては、「SNS媒体」が72.1%で最も多く、次いで「ディスプレイ媒体」が44.8%と続きます。また、62.3%が「動画広告の運用」に悩みがあると回答したが、具体的な悩みとしては、第1位が「ユーザーに刺さる訴求が思いつかない」、第2位が「ユーザーに興味を持たれる動画広告が思いつかない」という結果になった。
さらに、動画広告の中で「調査データ」を活用したことがある人は約4割にのぼり、調査データ活用により「数値で可視化することで説得力が増す」「信頼性・信憑性を感じさせることができる」などの効果が出ているようだ。
一方で、調査データを活用したことがない企業の54.6%が「動画広告への調査データの活用」に興味を示しており、その理由について61.7%が「信頼性・信憑性を感じさせることができるから」と回答した。
今回の調査では、動画広告の需要が高まる中、広告代理店の多くが動画広告の運用に課題を抱えていることが明らかになった。
また、動画広告において「調査データ」を活用する企業は増えつつあり、調査データにより説得力のある動画広告を制作できると感じているようだ。
信頼性・信憑性の高い情報を求めるユーザーが増える中、動画広告への調査データ活用は、今後ますます増えていくと思われる。
調査概要
調査概要/動画広告の運用に関する実態調査
調査方法/IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間/2023年10月5日〜同年10月23日
有効回答/動画広告以外に広告を運用した経験があり、かつ動画広告を運用している広告代理店の運用担当者183名
関連情報
https://orizo.co.jp/
構成/清水眞希