有料職業紹介事業を展開するSimpleでは、転職エージェントの退職・転職理由に関する調査を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
転職エージェントの退職理由、給与や残業など働き方への不満を抱く人が多い
はじめに、転職エージェントから退職・転職した理由について聞いたところ、「給与に満足できなかった(45.0%)」「残業が多かった(40.0%)」「休日出勤が多かった(40.0%)」という回答結果が上位3位を占める結果となった。
いずれも、業務内容ではなく働き方に関する回答が上位に集まった結果から、仕事以外の時間が作れない、業務量に対する収入が見合っていないなど、様々な問題が発生していたことが予想できる。
次に、人材紹介の業界全体としての課題について質問したところ、「長時間勤務や休日出勤(46.0%)」「給与が低い(37.0%)」という前問の退職理由とほぼ近しい回答結果が集まった。
求職者との面談や求人の紹介はもちろん、企業側のフォローや案件整理など、業務が広範囲に渡ることも原因の一つなのかもしれない。
また、会社に勤めながら転職活動を行う求職者との面談は、求職者の仕事終わりに合わせて19時や20時から行なう場合もあるので、転職エージェントの終業時間は遅くなることも多いことも考えられる。
担当領域の特性に応じて、フレックスタイムの導入など柔軟な対応が必要になりそうだ。