マカフィーから「詐欺メッセージに関するグローバル調査」が発表された。これは日本を含む世界7か国(※)の成人7000人以上を対象に、詐欺メッセージや人工知能(AI)による詐欺の巧妙化が、世界中の消費者の生活にどのような影響を与えているかを明らかにしたもので、本校ではその概要をお伝えしていく。
※ 2023年9月7日 から9月21日 、7か国(米国、オーストラリア、インド、英国、フランス、ドイツ、日本)の7,130人(18歳以上)を対象にオンラインで実施。
同社では、今回の調査によって、以下に示すオンライン詐欺に関する4つの重要なインサイト(洞察)が明らかになったと指摘している。
1. 巧妙にカモフラージュされた詐欺メッセージ
調査回答者の約半数(53%)が、詐欺メッセージの判別に苦慮すると回答。さらに、57%の人が詐欺メッセージには誤字や脱字がなくなり、メッセージ内容の信憑性が高くなったと答えた。
また、29%は詐欺メッセージは、個人的な内容にカスタマイズされていることが多く、詐欺であることの特定が難しくなったと回答している。
典型的な詐欺メッセージのタイプは、「偽の不在配達、または配達トラブルの通知」が66%で1位。「アマゾンまたは類似のアカウントに関するセキュリティ警告・通知メッセージ」「懸賞に当選など無料プレゼント、商品、報酬に関するメッセージ」「銀行からの警告メッセージ」「購入した覚えのない商品に関する情報」が各40%台となっている。