共同(分担)管理するメリット1位は「情報を共有できる」
共同分担するメリット1位は「情報を共有できる(24人)」だった。共同口座などをつくって夫婦で管理することで、情報を共有でき家計の透明性も高まるのがメリット。情報や負担が平等だからこそ、トラブルになりにくい面もありそうだ。
■夫婦別で管理するデメリットは「管理しにくい・面倒」
お金を共同(分担)管理するデメリットにおいては、1位「管理しにくい・面倒(18人)」、2位「相手の状況がわからない(17人)」、3位「お金を自由に使えない(16人)」、4位「話し合いが面倒(15人)」が僅差で並ぶ結果に。
共同管理のメリットとして「管理しやすい」が3位に上がっていたのに、デメリットでは「管理しにくい」が1位になっている。共同管理の方法によって感じ方が違うのかもしれない。
調査結果まとめ
アンケートの結果、妻か夫のどちらかが家計を一括管理している家庭が多いことが判明した。
どちらが家計を管理するかは「日常的な買い物をする方」「数字に強い方」など、各家庭ごとに異なっている。適性のある方が管理することで、節約ができ貯蓄も増え、うまく回っている家庭も多い。
ただし一人で家計管理すると負担が大きく、管理しない方から見ると「家計がまったくの謎」になってしまうのがデメリット。そのため共同管理する家庭もある。生活費と貯蓄分を先取りで共同口座に入れるスタイルなら、残りは自由に使えるのでストレスが溜まりにくくなる。
ただし「負担の偏り」「過度な浪費」が出ないよう、定期的に情報共有や相談の場を設けたほうがいいだろう。定期的に相談することで家計や資産運用の方針を見直す契機ともなり、お金についての不安や不満を解消できる場にもなるはずだ。
調査概要
調査対象/既婚男女
調査期間/2023年10月24日~26日
調査機関/自社調査
調査方法/インターネットによる任意回答
有効回答数/500人(女性347人/男性153人)
回答者の年代/20代 12.6%/30代 42.0%/40代 28.0%/50代 13.2%/60代以上 4.2%
関連情報
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構成/清水眞希