60代・70代の6割以上が「夜間頻尿」を経験
続いて、夜間に排尿のために起きることがあるか尋ねた。1回以上起きると答えた人の合計では、50代でも53.0%となったが、60代では62.0%、70代以上では66.0%と6割を超える結果となった。
「夜間に排尿のために1回以上起きる」症状のことを「夜間頻尿」と呼ぶ。夜間頻尿は睡眠不足を引き起こし、昼間に眠気を感じて仕事に集中できないなど、日常生活に支障を来す可能性の高い症状のため、注意が必要だ。
尿に関する悩みは“外出中の不安”や“睡眠時の不安”が多数
排尿や尿意で困っているという人に、具体的にどのようなことで困っているのかを、自由記述形式で尋ねたところ、長時間の移動時や映画を見ているときなど、「外出中」の不安に関する意見が多く寄せられた。また、夜間頻尿に関する意見も多く、熟睡できない・寝不足になるなどの回答も多く見られた。
尿に関する悩みごととしては、以下の具体例が挙げられた。
■外出時の不安
・外出した時にトイレが見つからないととても困ります(女性・70歳以上)
・排尿間隔が狭いため、旅行など長時間移動の際に困る(男性・70歳以上)
・長時間の映画が鑑賞できない(男性・60代)
■睡眠時の悩み
・夜中または朝方に起きた後、眠れないことがある(男性・50代)
・長い時間眠ることができない(男性・60代)
・ぐっすりと眠れない(女性・60代)
■その他の回答
・仕事中に尿意を催す(男性・50代)
・冬が特に酷く、漏れそうになる事がしばしばある(男性・50代)
・排尿の後で尿漏れがする(男性・70歳以上)
<調査概要>
調査対象:全国の50代~70代以上の男女600名(有効回答数)
調査期間:2023年9月11日~12日
調査方法:インターネットアンケート/クラシエ調べ
出典元:クラシエ薬品株式会社
構成/こじへい