親はどうすれば良い?「イヤイヤ期」の子どもへの接し方
「イヤイヤ期」は成長の証だとわかっていても、「イヤ」が続くと余裕がなくなってしまいますよね。この時期のお子さまに向き合う親としての心がけや接し方のアイデアなどを紹介していきましょう。
■「イヤイヤ期」の子どもに向き合う親の心がけ
「イヤイヤ期」のお子さまに接する時、大切にしたいのはお子さまの気持ちをまるごと受け止めること。たくさんの子どもたちと接している小学館の幼児教室『ドラキッズ』の先生は、お子さまの気持ちに寄り添いながら「気持ちを切り替えさせる」「褒める」ことをおすすめしています。
教室で子どもたちに接する時のテクニックを教えてもらいました。
<気持ちを切り替えさせる>
おもちゃなどをお片付けする時は、お片付けの歌を歌いながら、みんなで楽しい雰囲気を作ります。まだ遊びたいと思っていたお子さまの気持ちをお片付けへと切り替えることになります。
<良いことをした時は褒める>
すんなりおもちゃを譲れないお子さまが「もっと遊びたい、譲りたくない」という気持ちと葛藤しながら切り替えができた時は、「もっと遊びたかったよね。でもお友だちに譲ってえらいね」と声をかけて、気持ちに寄り添いながら具体的に褒めることにしています。
ちゃんと褒めてあげることで、そのやり取りを見ていた他のお子さまたちも「どういう行動をするのが良いのか」を知ることになります。
家庭でも、お子さまが言うことを聞かない時は、気持ちの切り替えをできるように歌を口ずさんだり、「片づけたら○○しようね」などと他のものに興味が向くようにしたりしてみるのも良いですね。また、良いことをして褒められることはお子さまの自信につながりますので、たっぷり褒めることを心がけましょう。
大人の気分でお子さまを怒ったり、お子さまの主張を無視したりするのは避けて欲しいことです。そのように反応すると、「自分の言うことは受け止めてもらえない、聞いてくれない」と感じ、お子さまの自己肯定感が育ちにくくなります。
また、「イヤ」という気持ちを表に出すことができなくなり、自我や自立心の芽生えが摘み取られてしまいます。感情の出し方を身に付けることなく成長するので、感情を上手に出せない、あるいは感情のコントロールができない子どもに育ってしまうことも考えられます。
とは言え、「イヤ」という気持ちをすべて受け入れるというのも甘やかしすぎにつながる可能性があります。やってはいけないことや危険なことを「やりたい」と主張したら、できない理由をきちんと言葉で伝えましょう。
良いこと、悪いことをしっかり教えながら、愛情をかけてお子さまの気持ちに寄り添うことで、お子さまの「イヤ」が少なくなっていくと良いですね。
「イヤイヤ期」は上手に周りに頼って!
最近の子育てはワンオペ育児になることが多いと言われています。親子が1対1で向き合っていると行き詰まりを感じることもあることでしょう。
同じ年頃のお子さまや保護者が参加する幼児教室を「イヤイヤ期」を乗り越えるための方法のひとつかもしれません。教室に参加するママとも「悩んでいるのは自分だけじゃないんだ」と気持ちを共有できます。また、幼児教育のプロである先生からのサポートを心強く感じられることでしょう。先生の子どもに対する声のかけ方などを普段の育児に取り入れるのも良いですね。
また、お子さまも家庭ではできないことを体験できますし、お友だちとの触れ合いからたくさんの刺激を受けます。幼児教室は「イヤイヤ期」を乗り越えるだけではなく、お子さまの成長を促すことにもつながります。
この記事のまとめ
2歳頃にピークに達する「イヤイヤ期」は成長の証。自我が芽生え、さまざまな感情が沸き起こりますが、言葉を使いこなして自分の意見を主張することはまだできないので、「イヤ」という言葉と態度になるようです。
毎日続くお子さまの「イヤ」から逃げ出したくなる時もあるでしょうが、ここでしっかり「イヤ」を受け止めるのが保護者の役目です。「イヤ」を全力で受け止めると、お子さまの自己肯定感を育み、親子の信頼関係も深まっていくと考えられています。
もしも、家庭だけで「イヤイヤ期」を乗り越えることが難しそうだな、と思ったら、小学館の幼児教室『ドラキッズ』の体験・見学に来てみませんか。
2歳以上のクラスはお子さまのみで参加することになるので、親子が1対1で過ごさない時間も持てるように。いつもと違う過ごし方は、親子にとって気分転換となるでしょう。また、少し離れてお子さまの様子を知ることで、得意なことや頑張っている姿を客観的に見ることができます。親子に寄り添う先生からのアドバイスは、家庭での育児に活用できます。ぜひ、一度検討してみてくださいね。
※小学館の幼児教室ドラキッズは、未来に役立つ5つの力を楽しく学んで楽しく身につける満1歳からの幼児教室です。
※本記事はドラキッズ『まなびドア』にて掲載されて記事を再構成したものです。
出典:https://dora-kids.shopro.co.jp/manabi-door/2021/06/2.html
育児ハックの決定版!育児悩みを解決する意外なヒントが満載の書籍「子育てブレスト」発売中
本書はクリエイティブディレクターの佐藤ねじさん、手づくりおもちゃ作家の佐藤蕗さんご夫妻が実践してきた子育てアイデア集です。 予約開始と同時にAmazonで注文殺到! “意外な解決作”の数々に「真似したい」「楽しすぎ」という声が多数寄せられています。今回は本書に収録するアイデアを一部ご紹介します。
SNSで話題になったアイデアを多数収録
佐藤ご夫妻は今までにtwitterに育児アイデアを投稿し、数々のバズを起こしてきました。
◎後追いが激しい1歳児に… →母親の等身大パネル
◎ギャン泣きする赤ちゃんに… →偉人漫画の1コマのようになるモビール
◎お小遣いが欲しい小1に… →親に900円借金して「家庭内起業」
◎車や電車での移動時に…→車窓を背景に忍者が走る「車窓忍者」
本にはこれらはもちろん、すぐに真似できる初公開のアイデアを多数収録しています。
今日から真似できるアイデアも満載
寝ない、登園しない、食べない、着替えない、宿題をしない…。
お子さんのいるご家庭なら誰もが頭を悩ませる“子育てあるある”にどう対処するか。今日から真似できる新しい解決策が勢揃いです。
◎保育園に行かない… →「運動会の曲でお着替え競争」
◎電車で騒いでしまう… →動いた方が負けの「電車ヨガのゲーム」
◎イヤイヤ期、ご飯をたべない… →「“つまみぐいレストラン”だと喜んで食べる」
◎親は休みたい、子どもは遊びたい…マリオのBGMを口ずさんで背中踏みを遊びにする「マッサージマリオ」
◎ゲームで時間を溶かす小4に… →「Googleカレンダー」を教える
ビジネスのテクニックを育児に持ち込む
佐藤ねじさんは、デザインや企画を手掛けるプランナー。これらのアイデアは、子どもを「クライアント」と捉えることで生み出されています。
「商品が売れない」「ブランドの認知度を上げたい」といったクライアントからの「課題」のように、育児の困りごとを捉えることでユニークな解決作が誕生しています。本ではその発想法もご紹介します。
たとえば、「保育園に行かずに困っている」ときのゴールは「子どもが保育園に行く」。
でもそれを解決できないなら、ゴールを分解してみます。
「玄関から外に出てもらう」をゴールとすれば、解決策が浮かぶかもしれません。
育児の困りごとを解決するアイデアから発想法までわかる一冊。
これぞ育児ハックの決定版!ぜひご覧ください。
『子育てブレスト その手があったか!67のなるほど育児アイデア集』(小学館)
著/佐藤ねじ・佐藤蕗
定価:1650円(税込)
絶賛発売中!
www.amazon.co.jp/dp/4093891230